【ゴルヨガ】Vol.16 前傾キープに効果的!「寝ながらレッグアップ」
トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、下半身の後ろ側の筋肉を伸ばして、きれいなアドレスが取れるようになるポーズを教えてもらった。
TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)
メニューNo.16
寝ながらレッグアップ
でもも裏を伸ばす
今回は足裏を手で持って下半身の後ろ側の筋肉を伸ばすポーズを紹介します。お尻やもも裏が硬いことが原因で、きれいなアドレスを作れない人がたくさんいます。その姿勢のままスウィングしてもスムーズな回転運動を行うことはできません。硬い部分を伸ばす必要があります。
ただし、モデルと同じレベルでひざを伸ばすのは難しいので、ひざは多少曲がっても構いません。下半身の後ろ側がしっかり伸びていればOKです。
Pose 1
横向きに寝て片足を上げる
横向きに寝て、左腕に頭を乗せた姿勢でスタート。右足を曲げながら引き寄せ、右手で足裏を持ちます。そして右脚をゆっくりと伸ばします。ひざが伸びるのが理想ですが、多少曲がっても構いません。その状態で2呼吸(10秒くらい)キープします。右脚が終わったら左脚も同様に行います。(2呼吸×左右1回)
足首やふくらはぎを持ってもOK
右手で足裏を持ったまま右脚を伸ばそうとすると手が離れてしまう人は、足首やふくらはぎを持ってもOKです。お尻の後ろ側と太ももの裏側が伸びていれば、ひざが曲がってしまっても特に問題はありません
Pose 2
仰向けに寝て両足を上げる
仰向けに寝た姿勢でスタート。今度は、両足を曲げながら引き寄せ両手で足裏を持ちます。写真のように手の指先を足の小指側の側面に引っかけるように持つと手が離れにくくなります。その状態で2呼吸キープします。ポーズ1と同様に手が離れてしまう人は足首やふくらはぎを持ってもOKです。(2呼吸×1回)
●どんな効果が?
お尻、太ももの裏側、ふくらはぎなど、下半身の後ろ側の筋肉が伸びます。また、股関節にも刺激が入りますから、下半身全体の柔軟性を高めることができます
●スウィングのココが改善!
ゴルフに必要な前屈の動作に関わる筋肉を効率的に伸ばすことができます。アドレスの姿勢改善と前傾姿勢の維持につながり、股関節に力が溜まるようになるので飛距離アップ効果も見込めます
解説/斎藤大介
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中
週刊ゴルフダイジェスト2024年8月20・27日合併号より