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【ゴルヨガ】Vol.3 アドレスの姿勢が劇的に改善!「子供のポーズ」

トレーナーの斎藤大介氏がゴルフの上達に役立つヨガのポーズを紹介する「ゴルヨガ」。今回は、全身の柔軟性を高めてアドレスを改善し、ケガ予防にもなるポーズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)

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体の深部を伸ばす「子供のポーズ」


ヨガで休憩のときによく使うポーズに「チャイルドポーズ」があります。日本語に訳すと「子供のポーズ」です。両手を前に伸ばすのがスタンダードですが、両手を体の横に置くほうがラクなので2パターン紹介します。

このポーズは簡単そうに見えますが、意外と難しいです。ですが、子供のポーズができるようになると体の深い部分がしっかり伸ばせます。全身の柔軟性がよくなり、姿勢改善、リラックス効果などが期待できます。


Pose 1
両手を体の横に置きおでこをマットにつける

正座の姿勢でスタート。そこから上半身をゆっくり倒し、おでこをマットにつけます。両腕は脱力して体の横に置きます。お尻がかかとから離れてしまう人は、できるだけ近づければOK。おでこがマットにつかない人は、両ひざを少し開くと前屈しやすくなります。(3~4呼吸(約30秒)キープ×2回)

体が硬い人やお腹が太めの人は、おでこがマットにつきづらい。頭を浮かせた状態でポーズを作ると首の後ろに負担がかかる。その場合は両ひざを開くと前屈しやすくなる

Pose 2
両手を前に伸ばしながらおでこをマットにつける

ポーズ1と同じ姿勢でスタート。こちらは両手を前に伸ばしながら上半身を倒し、おでこをマットにつけます。そうするとわきが伸びます。肩の可動域が小さい人は難しいかもしれませんが、両手をなるべく遠くに伸ばし、ひじまでマットにつけるのが理想です。(3~4呼吸キープ×2回)

「子供のポーズ」を行ったら、うつ伏せで上半身を背中側に反らせるポーズ(スフィンクス)も行おう。体の前面と後面のバランスが整う

●どんな効果が?
反り腰の人は縮まっている部分をしっかり伸ばすことができますから前後のバランスがよくなります。背中が伸びることで腰痛緩和にもなり、姿勢が劇的によくなります

●スウィングのココが改善!
普段あまり伸ばせない体の背面や深い部分をしっかり伸ばすことができるため、姿勢が改善され、アドレスがよくなります。ケガ予防だけでなく、疲労回復、リラックス効果なども期待できます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2024年5月21日号より