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【らくトレ】Vol.197 立ったまま片脚を上げるだけ!「レッグアップ」で股関節の柔軟性アップ

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、スウィング作りにおいて重要な「股関節」の柔軟性を高めるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Kanako Mizutani(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.197

「レッグアップ」で
股関節の柔軟性アップ


レッスン記事を読んで参考にしようと思っても、記事に書いてある動きができない人の多くは、股関節周りの筋肉が硬い可能性が高いです。アドレスで股関節から体を折り曲げることができないので、スウィングが適切な回転運動にならず、テークバックでスウェイしたり、ダウンスウィングで上体が起き上がったりしがちです。そのような悪癖を解消するための、股関節の柔軟性を高めるエクササイズを紹介します。

エクササイズ1はひざを曲げながら片脚ずつ上下に動かします(レッグアップ)。エクササイズ2はひざを伸ばしたまま片脚ずつ上下に動かします。使う筋肉はほぼ同じですが、ひざを伸ばしたほうが負荷は高まります。一方、ひざを伸ばすと上体が後ろにのけ反りやすいので前後のブレに注意します。脚を上げる高さを調整し、直立姿勢を保ってください。脚を上げるよりも股関節の付け根に刺激を入れることのほうが大事です。


Exercise 1
ひざを曲げながらレッグアップ

直立して腰に手を当てた姿勢でスタート。まずはひざを曲げながら右脚をレッグアップ。1秒で上げて2秒キープし、1秒で下ろします。その際、左脚のひざをしっかり伸ばすことで左のお尻に刺激が入ります。右脚を10回行ったら、今度は左脚を10回行います(左右10秒×2セット)

Exercise 2
ひざを伸ばしたままレッグアップ

エクササイズ1と同じ姿勢でスタート。こちらはひざを伸ばしたまま左脚をレッグアップ。太ももの前に力が入るとエクササイズの目的が変わってしまうので、股関節の付け根だけを意識します。左脚を10回上下に動かしたら、今度は右脚を10回上下に動かします(左右10秒×2セット)

ここに効く!
股関節をスムーズに動かすための筋肉を鍛えるエクササイズになります。股関節周辺とお尻と太ももなど、下半身の重要な筋肉を満遍なく刺激することができます

どんな効果が?
股関節の動きがスムーズになると、アドレスで股関節から折り曲げることができるようになります。スウィング中も前傾姿勢がキープできるのでスウィング軸が安定します

斎藤大介

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2024年2月20日号より