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【らくトレ】Vol.187 クラブを使って「パドリング」で肩周りの柔軟性がアップ!

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、上半身の捻転力を高められる簡単エクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Rinako Kurokawa(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.187

「クラブパドリング」で
上半身の可動域アップ


パドリングとは、カヌーやカヤックを漕ぐときのパドルを動かすフォームや技術のことです。パドルをクラブに持ち替えて同じような動きを行うことで、ゴルフにも有効なトレーニングになります。

エクササイズ1は立った姿勢でクラブをパドリングします。速く動かす必要はありません。大きくゆったりと上半身の伸びを感じながら動かします。ポイントは両ひじを伸ばしたまま、8の字を描くようにクラブを回すことと、頭、胸、お腹のラインを体の正面で一直線にキープすることです。軸がブレないように左右10回ずつ回します。終わったら足の前後を入れ替えて同じように左右10回ずつ回します。

エクササイズ2は片ひざ立ちで同じ動きをします。そうすると下半身の動きが制限されるので難度が上がります。こちらも左足前で左右10回ずつ回したら、右足前でも左右10回ずつ回します。1日1セットで構いませんので毎日行ってください。


Exercise 1
立った姿勢でクラブパドリング

ドライバーを両手で持ち、足を前後に広げた姿勢でスタート。そこから両ひじを伸ばしたまま、ボートを漕ぐときのパドリングのイメージで、8の字を描くようにクラブを回します。10回繰り返したら今度は足の前後を入れ替え、同じように10回ずつパドリングします。(10回×1セット)

Exercise 2
片ひざ立ちでクラブパドリング

ドライバーを両手で持ち、足を前後に広げて片ひざをついた姿勢でスタート。そこからはエクササイズ1と同じようにクラブでパドリングします。片ひざをつくと動きが制限されるので難度が上がります。10回繰り返したら足の前後を入れ替えて同様に行います。(10回×1セット)

ここに効く!
肩の可動域と上半身の捻転の可動域を広げるストレッチに近いトレーニングになります。両腕を大きくゆったりと動かすことで上半身の筋肉が満遍なく伸ばせます

どんな効果が?
肩周りの動きがスムーズになりますからトップが深くなってポジションが安定します。スウィング軸がキープできるようになり、インパクトの再現性がアップします

斎藤大介

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年12月5日号より