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【らくトレ】Vol.176 足首とすねの筋肉をほぐしてスムーズなスウィングを手に入れる

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、足首とすねの筋肉をほぐしてスムーズなスウィングを手に入れるエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Nanoka Hagiwara(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.176

足首とすねの筋肉を伸ばす


スウィング中の足首の動きは、ヘッドを加速させたり、ショットの方向性を安定させたりするのに意外と重要です。ですが、足首が硬いことでスウィングがぎこちない人は多いです。足首が硬い原因はすねの筋肉が硬いからというケースもあります。今回はすねと足首を同時に伸ばすエクササイズを紹介します。

エクササイズ1はすねと足首を片足ずつ伸ばします。左足のすねから足の甲までを床につけた姿勢で、両手で左ひざを抱えて体重を後ろに乗せると、ひざが自然と浮き上がります。その状態を10~20秒キープします。左足を伸ばしたら左右の足を入れ替えて右足を伸ばします。

エクササイズ2は両足のすねと足首を同時に伸ばします。両手を床につけ、真下に押すと両ひざが自然と浮き上がります。その状態を10秒キープします。地味なストレッチですが、普段ほとんど伸ばさない部位なので、劇的な変化が見られることもあります。


Exercise 1
足首とすねの筋肉を伸ばす(片足)

右ひざを立て、左足のすねから足の甲までを床につけた姿勢でスタート。両手で左ひざを抱え、体重を後ろに乗せるとひざが浮き上がり、すねと足首の前側が伸びます。10~20秒かけて伸ばしたら左右の足を入れ替え、今度は右足のすねと足首の前側を伸ばします。(左右10~20回×2セット)

Exercise 2
足首とすねの筋肉を伸ばす(両足)

両足のすねから足の甲までを床につけた姿勢(正座)でスタート。両手を床につき、真下に押すように力を加えると両ひざが浮き上がり、両足のすねと足首の前側が伸びます。こちらは筋力も使うので10秒キープが1セット。1日2セット行うことができると理想的です。(10回×2セット)

ここに効く!
すねの筋肉と足首の前側を伸ばすストレッチになります。普段の生活ではほとんど伸縮しない部位を伸ばすことで可動域が広がります。下半身の動きがスムーズになる効果が見込めます

どんな効果が?
足首の動きがよくなると、スウィング時に下半身がスムーズに動くようになります。切り返し以降のダウンスウィングの動きも滑らかになり、スウィング全体のバランスが整っていきます

斎藤大介

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年9月19日号より