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【らくトレ】Vol.172「四つ這いからの上体回し」で深いトップを手に入れる

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、上半身の捻転力を高め深いトップを手に入れるためのエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(ゴルル)

前回のメニューはこちら


メニューNo.172

四つ這いからの上体回し


スウィング中の上半身の動きをスムーズにするには、肩甲骨周りの柔軟性が必要不可欠です。しかし、アマチュアの多くは、クラブを毎日振っているわけではありませんし、パソコンなどデスクワークをすることも多いですから、どうしても肩甲骨周りが硬くなりがちです。今回は肩甲骨の柔軟性を高めるエクササイズを2種類紹介します。

エクササイズ1は四つ這いの姿勢で片手を後頭部に当て、ひじを上げ下げします。ただし、ひじを上げるというよりも、床についた手を真下に押したときの力を利用して上半身全体を回転させるイメージです。2~3秒かけてひじを真上に動かしたら1秒キープし、2~3秒で元に戻します。それを10回繰り返します。

エクササイズ2は手を置く位置を頭から腰に変えます。そうするとみぞおちから下を重点的に回すことができます。どちらのエクササイズも左右両方とも行います。1日2セット行うと理想的です。


Exercise 1
四つ這いから片手を後頭部に当て体を回す

四つ這いの姿勢で、片手のひらを後頭部に当てた状態でスタート。そこから上半身をゆっくり回転し、ひじを真上に動かします。2~3秒かけて上げたら1秒キープし、2~3秒で元に戻ります。それを10回繰り返したら左右を入れ替えて同様に10回行います。(左右10回×2セット)

Exercise 2
四つ這いから片手を腰に当て体を回す

四つ這いの姿勢で、片手の甲を腰に当てた状態でスタート。そこから上半身をゆっくり回転し、ひじを真上に動かします。エクササイズ1は上半身の上側、エクササイズ2は上半身の下側が回ります。肩甲骨を使う部分が少し違うので、両方行うと効果的です。(左右10回×2セット)

ここに効く!
肩甲骨をしっかり動かしてあげることで上半身を回転させる力(捻転力)を鍛えることができます。床についた手を真下に押すことで回転する力を発生させるのが理想的な動きになります

どんな効果が?
上半身を目いっぱい回転させることができるようになり、深いトップが作れます。トップが決まるとスウィング軌道が安定し、再現性の高いインパクトが身につきます

斎藤大介

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年8月15日号より