トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は回転力を高めて捻転による理想的なトップを手に入れるエクササイズを教えてもらった。

TEXT／Tomohide Yasui　PHOTO／Akira Kato　MODEL／Rinako Kurokawa（ゴルル）

【らくトレ】Vol.167　下半身の“速筋”を鍛えてスウィング力アップ!　瞬間立ち上がりエクササイズ

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メニューNo.168

クラブを逆さに立てて持ち上半身をツイスト

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プロに手打ちの人はいませんが、アマチュアは手や腕でクラブを上げてしまう人がとても多いです。その原因は上半身の捻転力不足です。そこで今回は上半身の捻転力を鍛えるエクササイズを2種類紹介します。

エクササイズ1はドライバーのヘッドを両手で持ち、上半身を左右交互にねじります（ツイスト）。手でクラブを動かすのではなく、胸を回しながら動かすと肩の後ろや背中に張りを感じます。これが正しい上半身の捻転です。左右で2～3秒ずつキープしながら10往復します。

エクササイズ2は1と同じ動きを片手でやっているように見えますが、少し違います。左右の足に体重移動しながら反対側の手を思いきり伸ばすことで肩がさらに回ります。刺激の入り方が変わりますので両方行います。大事なのは左右に動かすことではなく、軸を中心に上半身を回すことですから頭の位置はあまり動かさないようにしてください。

Exercise 1
クラブを逆さに立てて持ち上半身をねじる

ドライバーのヘッドを両手で持ち、足を肩幅に広げた姿勢でスタート。そこから骨盤を回さずに上半身だけを左右にねじります。手でクラブを動かすのではなく、胸をしっかり回します。ストレッチを兼ねているので左右で2～3秒ずつキープ。それを10往復します。（10往復×2セット）

Exercise 2
クラブを片手で持ち上半身を左右にねじる

ドライバーのネックを両手で持ち、足を肩幅より広げた姿勢でスタート。左足に体重を乗せながら右手でクラブを持って右肩を回し、次に右足に体重を乗せながら左手でクラブを持って左肩を回します。こちらも左右で2～3秒ずつキープ。それを10往復します。（10往復×2セット）

●ここに効く!
上半身の捻転に必要な部位を満遍なく鍛えることができます。手でクラブを上げている人は胸をしっかり回す、胸椎を使った本来のスウィングの動きが身につきます

●どんな効果が?
上半身が回るようになるとスウィング軸が安定します。捻転による理想的なトップが作れるようになり、前傾姿勢を保ったまま、正確なインパクトができるようになります

週刊ゴルフダイジェスト2023年7月18日号より