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【らくトレ】Vol.147 片足を持つ「T字バランス」でバランス力を鍛えよう

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、どこでも簡単にできるバランス力強化メニューを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Akira Kato MODEL/Mai Inaji(GOLULU)

前回のメニューはこちら


メニューNo.147

片足を手で持ち上げT字バランス


今回は「T字バランス」をアレンジしたエクササイズを紹介します。股関節と太ももの前側を伸ばすのに効果的です。下半身のバランス力は傾斜地ショットに有効ですし、再現性の高いインパクトの習得には不可欠なものです。

エクササイズ1は壁に片手をつけて行うアシストバージョンです。だからといって簡単なわけではなく、ひざをしっかり折り曲げてかかとがお尻につくくらいまで持ち上げると、股関節と太ももにかなり強い刺激が与えられます。

背中が水平になるくらいまで持ち上げ、体の形がT字になると完璧です。その状態で10秒キープしたら左右の手足を入れ替え、同様に行います。

エクササイズ2は壁に片手をつけずに行うメインバージョンです。バランスを取るのが難しくなりますので、立っているほうのひざは軽く曲げてOKです。こちらも10秒キープを左右両方で行います。

1日2セット行うことができると理想的です。


Exercise 1
壁に手をつけて片方の足を持つ

直立して壁に右手をつき、左手で左足を持ち上げた姿勢からスタート。そのまま左足をできるだけ高く持ち上げます。ひざは伸ばしたまま、背中が水平になるくらいまで持ち上げることができると理想的。その状態を10秒キープし、今度は左右の手足を入れ替えて同様に行います(左右10秒×2セット)。

Exercise 2
壁に手をつけず片方の足を持つ

こちらは壁に手をつけずに片手で片足を持ち、そのまま足をできるだけ高く持ち上げます。壁の支えがないため、片足で立つのが難しくなります。立っている足のひざは軽く曲げてバランスを取ります。同じく10秒キープで、左右両方とも行います(左右10秒×2セット)。

ここに効く!
持ち上げているほうの足の股関節と太ももの前側のストレッチになります。片足立ちで10秒ずつキープしますから体幹とお尻にも刺激が入り、バランス力がアップします。

どんな効果が?
下半身の柔軟性がアップするので、スウィングのバランスがよくなります。傾斜地でも軸が安定し、どんなライでもボールにしっかりとコンタクトできるようになります。

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年2月14日号より