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【らくトレ】Vol.146 「ツイストランジ」で股関節と肩甲骨を同時に刺激

トレーナーの斎藤大介氏がゴルファーにおすすめのトレーニング&ストレッチメニューを紹介する「らくトレ・ゆるスト」。今回は、スウィングで重要な股関節周りの動きをスムーズにするエクササイズを教えてもらった。

TEXT/Tomohide Yasui PHOTO/Osamu Hoshikawa、Tadashi Anezaki MODEL/Yukino Itakura(GOLULU)

前回のメニューはこちら


メニューNo.146

ツイストランジで股関節の動きを強化


今回はドライバーを使い、片足を斜め前方に大きく踏み出す(ランジ)ことで、股関節に刺激を与えるエクササイズ(ファンクショナルトレーニング)を紹介します。

踏み出す足と反対側の手を伸ばすことで上半身と下半身がツイストしますから、肩甲骨周りの動きも活性化されます。

エクササイズ1は右足を大きく踏み出すと同時に、左手を同じ方向に伸ばします。エクササイズ2は左足を大きく踏み出すと同時に、右手を同じ方向に伸ばします。1と2は左右対称の動きになります。ランジ状態で1秒キープしたら前足で地面を蹴り、その勢いで元の姿勢に戻ります。

それを10回ずつ繰り返します。

ポイントはつま先とひざの向きを揃えることです。男性はひざが外側に開きやすく、女性はひざが内側に入りやすいので、そこに注意してください。

向きが合っていれば前足に体重をしっかり乗せることができ、股関節に効果的な刺激が入ります。


Exercise 1
右斜め前ステップ&ツイストランジ

ドライバーを左手で持ち、直立した姿勢からスタート。右足を斜め前に大きく踏み出すと同時に、左手を同じ方向に伸ばします。つま先とひざの向きを揃えるのがポイント。1秒キープしたら右足で地面を蹴って元の姿勢に戻ります。それを10回繰り返します。

Exercise 2
左斜め前ステップ&ツイストランジ

ドライバーを右手で持ち、直立した姿勢からスタート。左足を斜め前に大きく踏み出すと同時に、右手を同じ方向に伸ばします。エクササイズ1と左右対称の動きになります。右斜めと左斜めのステップを10回ずつが1セット。それを1日2セット行うのが理想的です。

ここに効く!
踏み出した足に体重をしっかり乗せることで股関節が鍛えられます。上半身と下半身をツイストするので肩甲骨周りにも刺激が入り、お尻や太ももにもハリを感じるはず

どんな効果が?
股関節の動きがスムーズになり、下半身を使ったダイナミックなスウィングになります。ダウンスウィングでしっかり踏み込み、ボールにパワーを伝えることができます

解説/斎藤大介

柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得。16年より米女子ツアー選手のトレーナーを務め、20年から22年まで渋野日向子の専属トレーナーとして活動。インスタ(golf_fit_japan)でも情報発信中

週刊ゴルフダイジェスト2023年2月7日号より