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PGAツアーを初観戦! 若手コーチが感じたトップ選手の凄さとは?

先日のZOZOチャンピオンシップで、新進気鋭の若手コーチ、丸山颯太を発見! じっくり観戦した丸山コーチに話を聞くと、国内ツアーで戦う選手と比べて、最も違いを感じた部分は、“弾道の高さ”だったという。その要因を分析してもらった。

PHOTO/Hiroaki Arihara

赤がPGAツアー選手の弾道イメージ、青が日本選手の弾道イメージ。番手が同じでも、PGA選手と日本ツアーの選手の弾道の高さの違いは大きかった。

解説/丸山颯太

まるやまそうた。河本力など、男子プロを中心に教える若手プロコーチ

弾道の高さには芝も関係あり?

日本で開催される唯一のPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」。PGAツアー初体験となる丸山颯太コーチは、弾道の高さに驚いたという。

「日本ツアーに慣れていたせいか、弾道が追えませんでした。いや〜ビックリです(笑)。目で追えないほどの弾道の高さの要因は、ヘッドスピードの速さに加え、クラブを上から入れているからですね。これは普段戦っているコースの環境も関係していると思います。PGAツアーのコースは洋芝で、地面も軟らかい。だからこそ、打ち込み度合いが強い。

対して日本のコースは地面が硬く、打ち込みがすぎるとソールが跳ねてしまい、上手く打てないんです。だからこそ、あれだけの違いが出ているのだと思います。それはPGAツアーの硬くて速いグリーンでも止められますよね」

ヘッドスピードとダウンブローの度合いが違う!

PGAの選手は、アイアンでもヘッドスピードが速く、ダウンブロー度合いも強い。だからスピンも入り、弾道が段違いに高いんです(写真はミト・ペレイラ)

弾道の高さはこの選手も負けていない

日本ツアーのなかでもショットの弾道の高さは随一の河本力。「キャディさんの目が悪いと、弾道を追えなくてボールを見失っちゃうんですよ。なので、キャディさんを選ぶときに大事なのは、目がいいことです(笑)」(河本)

月刊ゴルフダイジェスト2023年1月号より