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【なんでもランキング】Vol.49 グランドスラムはいまだ達成者ゼロ「国内女子ツアー“メジャー3冠”達成者」

ゴルフにまつわる様々なデータや記録を紹介する本連載。今回は、国内女子ツアーでメジャー3冠を達成している10選手をご紹介!

来年こそは……史上初のグランドスラムなるか?(PHOTO/Hiroaki Arihara)

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勝みなみが連覇を達成した先日の日本女子オープン。樋口久子、畑岡奈紗に続く史上3人目の快挙だったが、最終日、単独首位でスタートし、惜しくも1打及ばず2位に終わった申ジエが、もし勝っていたら史上初のメジャー4冠=キャリアグランドスラム達成だった。

申ジエは2018年にワールドレディスサロンパスカップ、日本女子プロ選手権、リコーカップを制して史上初の同一年メジャー3冠を達成している。そこで申ジエ以外の歴代の3冠達成者を調べてみると、肥後かおりを除く10人中9人が、同一年にメジャーで2勝していた。

日本女子オープンとリコーカップの組み合わせがもっとも多く6人。3冠ではないが2020年の原英莉花もこの2試合を制している。秋のメジャーに連勝できるのは、やはりツアー終盤戦に調子を上げてきているからで、4人がその年の賞金女王を戴冠していた。

日本女子プロ選手権は10人全員が制しているが、春先のワールドレディスを勝っているのは08年福嶋晃子、09年諸見里しのぶ、18年申ジエの3人のみ。春から秋までシーズンを通してずっと調子を保ち続けるのは、やはりプロでも難しいようだ。ちなみに樋口久子は他を寄せつけないメジャー17勝を挙げているが、日本女子プロ選手権9勝と日本女子オープン8勝の2冠止まりとなっている。

<国内女子ツアー メジャー3冠達成者>

週刊ゴルフダイジェスト2022年11月1日号より