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新リーグは「ゴルフ界が活性化するチャンス」リッキー・ファウラーが“LIV”への参戦可能性を示唆

グレッグ・ノーマン率いるLIVゴルフ招待シリーズ(サウジゴルフリーグ)の開幕まで2週間。PGAツアーは全面抗戦の姿勢だが、不調でも人気抜群のリッキー・ファウラーが新リーグへの興味を語り話題に。

PGAツアーの人気者はどのような結論を下す?(写真は2021年アーノルド・パーマー招待。PHOTO/KJR)

全米プロゴルフ選手権開幕前のインタビューで、ファウラーは他の35歳未満の選手たちとは違い、PGAツアーへの忠誠を誓わず、新リーグに参戦する可能性を示唆した。

「出る、出ないを決めたわけではありません。ただビジネスでもスポーツでも競争があるのは良いこと。自分も人と競い合うことに生き甲斐を感じてここまで来ました。PGAツアーと競合するリーグができることは、ゴルフ界が活性化するチャンス。とても面白い時期だと思っています」

ファウラーのプロポーズに立ち会った親友J・トーマスは、断固として新リーグを認めないスタンス。

「サウジ(リーグ)へ行きたい人はどうぞ行って。ゴー、ゴー」と、つい先日も厳しい口調で語っていた。しかし、ファウラーは競争によって「新しいチャンスが生まれる」というのだ。

「どちらにも忠誠は誓っていない。PGAツアーが他リーグへの参戦を認めないことはわかっています。初戦のロンドンは国外なので、猶予はあるかもしれないけれど、2戦目からはアメリカ開催なので、もっと締めつけが厳しくなるでしょう。しかるべきときに結論を出します」(ファウラー)

ここ3シーズン不調のファウラーは、現在世界ランク129位でポイントランク111位。果たしてどんな結論を出すのか。

週刊ゴルフダイジェスト2022年6月7日号より

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  • 審判の裁定は絶対とはいえ、これはちょっと違うような……。先の「ウェルズファーゴ選手権」初日、10番ホールでセルヒオ・ガルシアが起こした事件のことである。 事件とは、ガルシアが「このツアーから早くおさらばしたい。ここから出るのをもう待てない。数週間後には、もう君たちとやり合う必要がなくなるんだ」という“ぼやき”がマイクに拾われたこと。英国メディアはこれを、「LIVゴルフ招待シリーズへの参戦を検討」と報じ、一躍注目を浴びることとなった。ことの発端は、ウェルズファーゴ選手権初日の10番パー5で、PGAツアーのルール委員が誤った裁定を下し、それに怒ったガルシアが口走ったこと。ルール裁定の誤りは、ツアー側も認めている。PGAツアーが公表した裁定の説明によれば、赤杭のペナルティーエリアに打ち込んだガルシアが現場近くに来た瞬間、ルール委員が時間計測を始めたのだが、ボールはクリークを挟んで反対側にあるというTVクルーの指摘があり、実際にボールを捜し始めたのはその後。少なくともその時点で計測を中断させる必要があったが、ガルシアがボールを見つけたときには3分を超え、結果、罰打が科せられた。ガルシアが怒るのも無理はない。この説明があったにもかかわらず「ルールに従ってガルシアのスコアが変わることはない」という声明が発表されたのだ。初日こそ「67」でラウンドしたガルシアだったが、2日目以降は振るわず、結局21位タイ。裁定が覆ることがないのは致し方ないが、謝罪することなく、あくまで“エラー”ということで押し切っていることには違和感がある。にもかかわらず、「LIVゴルフ」発言の問題ばかりが取りざたされるのは、さすがにちょっとかわいそう? メジャーでガルシアの雄姿が見られるのは全米プロが最後になる?(PHOTO/Blue Sky Photos) 週刊ゴルフダイジェスト2022年5月31日号より こちらもチェック!
  • サウジアラビアのオイルマネーを背景にグレッグ・ノーマン率いる新ゴルフリーグの始動が迫り、ゴルフ界は慌ただしさを増している。 ベテラン勢はPGAツアーに未練はない? リブゴルフ・インベストメントは、「LIVゴルフ招待シリーズ」と銘打った大会を今年8試合開催する。初戦は6月9日開幕。全米オープンの前週にロンドンで幕を開ける予定だ。PGAツアーのジェイ・モナハンコミッショナーは「他リーグに出場した選手は即PGAツアーのメンバーシップ剥奪」と断言しており、男子ゴルフ最高峰のメジャー出場を蹴ってまで新シリーズに参戦する選手は限られると推測され、「ノーマンの構想は暗礁に乗り上げた」と報道された。しかし、ここにきてLIVゴルフ招待シリーズに出場が見込まれる選手の具体的な名前が続々と報じられている。元世界ランク1位のL・ウエストウッドが新リーグへの出場意思を表明すると、やはり元世界ナンバー1でメジャー2勝のM・カイマーもそれに続き、R・ガリガス、R・ブランドも申請を行った。正式発表はまだだが、ケビン・ナやマスターズ2勝のB・ワトソン、さらにS・ガルシアの名前も挙がっている。ノーマンに賛同するP・ミケルソンも所属するマネジメント会社が参加意思を表明していたが、つい先日、PGAツアーはLIVゴルフ招待シリーズへの出場許可申請をすべて却下。仮にこの裁定を無視して出場した場合、PGAツアーから何らかの処分が下されることは間違いない。特にミケルソンは新リーグを巡る騒動で暴言を吐き、スポンサーが次々と撤退。その後、謝罪とともに休養の意向を示して以降は公の場に姿を現していないため、さまざまな憶測が飛び交っている。世界ランクトップ100中19人、トップ50の6人が参加すると噂される新リーグ。予選落ちなしで1試合賞金総額2500万ドル(約32億円)を出場48名が競い合うのだから、たとえPGAツアーから“出禁”を食らっても、魅力的な数字であることは確かだ。 週刊ゴルフダイジェスト2022年5月31日号より こちらもチェック!
  • PGAツアーの21年は“復活イヤー”だった。ここ数年不振を極めていたジョーダン・スピースやリッキー・ファウラーの復活が大きく取り上げられた。次に復活するのは果たして……? 世界ランク三桁に陥落する寸前に調子を取り戻し、15位に返り咲いたスピース。ファウラーはまだ完全復活ではないが、ザ・CJカップで3位に入るなど底を脱している。そしてもうひとりの注目がJ・デイだ。先の「QBEシュートアウト」はダブルス競技ながら同郷のM・レイシュマンと組んで初日16アンダー「56」をマーク。2人のうち良いほうのショットを選んでプレーするスクランブル方式だけに好スコアが続出するものだが、それでも2人が好調でなければ、このスコアは出せない。最終的にチームは3位に終わったが、デイは「スウィング改造が正しい方向に進んでいるのを実感できた。良い兆候を感じたし、状況は圧倒的に改善されている」と自信をのぞかせた。2015年全米プロでのメジャー勝利を含めツアー通算12勝を挙げているデイだが、18年を最後に勝ち星から遠ざかっている。当時、優勝争いをした松山をして「差を見せつけられた」と言わしめるほどの強さを誇ったが、持病の腰痛が悪化。昨年には父親代わりだったコーチ、コリン・スワットンとの20年に及ぶ師弟関係を解消。しばらくタイガーにスウィングをチェックしてもらったりしたが、現在はタイガーの元コーチ、クリス・コモに相談しているようだ。「以前は体を強くひねって大きなトップで振っていたが、それが原因で腰痛が酷くなった。今は捻転の少ない新しいスウィングに挑戦している。まだ100パーセントじゃないけれど、手応えはある。必要なのはツアーで結果を出すこと。来年は1勝といわず複数回勝ちたい。辛い時期を乗り超えた後の勝利はきっと喜びも大きいはず」事故からの復活を目指すタイガー同様、デイは2022年、台風の目になるかもしれない。 輝きを取り戻せるか?(PHOTO/Tadashi Anezaki) 週刊ゴルフダイジェスト2022年1月4日号より こちらもチェック!
  • ジョーダン・スピースに続き、リッキー・ファウラーがこの秋パパになった。 愛娘サミーちゃんの愛らしい小さな手がスピースの指を握る感動的な1枚がSNSで公開されたのが11月18日。スピースはその4日前に、高校時代から付き合っていたアニーさんとの間に第一子が誕生したことを報告していたばかりだった。普段プライベートなことはほとんど語らないスピースだが、妻の妊娠がわかったときには「喜びを隠しきれない」とテレビのインタビューで声を弾ませた。17年の全英オープン以来4年ぶりに地元テキサスで優勝し、復活をアピールしたスピースにとって、21年は忘れられない1年となったはずだ。そして今回SNSで喜びの発表を行ったのがファウラー。11月25日のサンクスギビングデーに更新したインスタグラムで「アリソンと僕は11月18日に誕生した新たな命ミア・ファウラーと出会えて感謝を超える気持ちを味わっています。胸がいっぱいです」というコメントとともに、水辺の芝生で小さなミアちゃんを愛おしそうに抱き上げる新米パパ&ママのほほ笑ましい3ショットをアップした。スピースは世界ランク100位内から陥落する寸前に調子を取り戻し、現在同ランク11位に返り咲いている。ファウラーもフォールシリーズの「CJカップ」で久々にトップ3入りするなど復調の兆し。まだ本調子ではないが、第一子誕生を機に、22年は完全復活といきたいところ。ツアー屈指の人気者2人に加え、メジャー2勝のM・カイマーも1月にパパになる予定であることを、メディアを通して報告。「3カ月は試合を休んで子育てに専念する」とベビー誕生を心待ちにしている。PGAツアーのベビーブーム、次なる報告は誰? 「ZOZO」でも人気者だったファウラー、ハッピーな報告でさらに調子を上げてほしい(PHOTO/Hiroaki Arihara) 週刊ゴルフダイジェスト2021年12月21日号より
  • 世界のゴルフファンの間でも知名度はかなり上位と思われるリッキー・ファウラーが名前を呼び間違えられる珍事発生。しかし、それは彼が現在置かれている状況を表しているようで……。 アーノルド・パーマー招待3日目。カットラインギリギリで予選を通過したファウラーは、その日ペパーミントグリーンの爽やかなウェアで颯爽と登場。しかし選手紹介のスターターは高らかに「リッキー・フラワー」とコール。スターターは言い直すこともなく、さらにファウラーも顔色ひとつ変えず粛々とティーショット。数年前、ルーク・ドナルドがある大会で「ルーク・マクドナルド」と呼ばれ、出身地、優勝した年、すべてを間違って紹介されたことがある。今回と同じスターターかは不明だが……。誰だって言い間違いはある。とはいえ、ツアー屈指の人気者ファウラーが「花」になってしまうとは……。しかし、最近ファウラーが出口の見えないスランプに陥っているのも確か。大会前ファウラーは不調の原因について「精神的な部分が大きい」とインタビューで答え「ゴルフは浮き沈みがつきもの。とはいえこれだけ不調が続くとフラストレーションが溜まる」と語っていた。「自分は世界で一番良い夫でいたいと思っていて、ゴルフは家庭に持ち込まない主義だけれど、最近は家でもやはりトレーニングをしてセラピーを受けてゴルフをしてしまう。奥さんには申し訳ないと思っている」と愛妻を気遣うファウラー。アーノルド・パーマー招待でも結果は予選通過者中最下位(72位)。世界ランクは90位(3月22日現在)で、マスターズ出場が危ぶまれる状況が続いている。トンネルの先に美しい花が咲いていますように。 最後に優勝したのは2年前のフェニックスオープン。再び花を咲かせることができるか(PHOTO/Tadashi Anezaki) 週刊ゴルフダイジェスト2021年3月30日号より