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【アクサレディス】「2勝目が早めにできてホッとした」開幕戦Vの西郷真央が逆転優勝

<アクサレディス/UMKCC(宮崎)/6546Y・パー72/3月25日〜27日>
PHOTO/Hiroaki Arihara

国内女子ツアー「アクサレディス」は土曜日の悪天候のため、2日間の短縮競技に。開幕戦を制した西郷真央(20)が2打差を逆転し、ツアー2勝目を挙げた。

2勝目も“逆転”

土曜日の悪天候のため36ホール短縮となったアクサレディス。最終組を回る鈴木愛、渡邉彩香、木村彩子の上位陣がスコアを伸ばせず苦しむなか、1組前の2打差3位でスタートした西郷真央が前半からバーディを重ね、逆転優勝を果たした。

昨シーズンは未勝利ながら賞金ランク4位に名を連ねた西郷。2位7回を含む21試合でベスト10入りと安定した成績を残したが、実は最終日に“弱点”があった。昨シーズン、1ケタ順位で最終日を迎えた20大会のうち、さらに順位を上げることができたのはわずか3試合しかなかったのだ。

だが今季開幕戦のダイキンでは、5打差8位からの逆転で待望のプロ初V。昨年までの悪い流れを断ち切ったかのように、今大会も最終日にスコアを伸ばして勝利をつかんだ。

「今回は2打差だったので優勝は意識していました。後半は上位陣がスコアを伸ばせていなくてダンゴ状態だったので、最後の数ホールはかなり緊張しました。ボギー1つで順位が大きく変わるので、後半にボギーを打たずに終われてよかったです。アプローチとパットで流れを止めないプレーができました。2勝目が難しいと言われるなかで早めに優勝できてホッとしました」(西郷)

「今季はアプローチとパットの練習量を増やしたのでショットに頼りすぎないマネジメントができています」(西郷)

2位に入った山下美夢有も西郷と同学年の2001年生まれで、“新世紀世代”によるワンツーフィニッシュとなった。山下も昨年初勝利を挙げており、勝みなみ、小祝さくら、原英莉花らの黄金世代(1998年度生まれ)、吉田優利、西村優菜らのミレニアム世代(2000年生まれ)に続き、ぞくぞくと頭角を現している。

西郷と同じ2001年生まれの山下美夢有。17番、18番の連続バーディで追い上げるも西郷に1打及ばず2位でフィニッシュした

<アクサレディス・最終成績>

優勝西郷真央-9
2位山下美夢有-8
3位Tペ・ソンウ-7
3位T鈴木愛-7
5位T小祝さくら-6
5位T安田彩乃-6
5位T菅沼菜々-6
5位T三ヶ島かな-6
5位T大城さつき-6
5位T植竹希望-6
5位T堀琴音-6
5位T木村彩子-6

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月12日号より

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