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中嶋常幸、藤田寛之…プロゴルファーの生き様に平山譲が迫る!「ターニングポイント」名作選 Vol.1

一見すると華やかなプロゴルフの世界だが、一流と言われるプロでも、そこに至るまでの道のり、そしてその地位に居続けるために、想像を絶する苦労、苦悩、そして努力があった。決して表に出ることのないプロゴルファーの知られざる一面を、ノンフィクション作家・平山譲があぶり出す、月刊ゴルフダイジェストの人気連載「ターニングポイント」。その中から反響の多かった回を厳選してお届けする。

度重なるイップス
絶望を乗り越えたきっかけとは?

  • 一流と称される者には、自身のゴルフスタイルを確立するためのきっかけとなった転機がある。例えばそれは、ある1ホールの苦しみかもしれない。例えばそれは、ある1ショットの歓びかもしれない。積み重ねてきた勝利と敗北の記憶を辿りつつ、プロゴルファーが静かに語る、ターニングポイント。羽川豊の場合、それは、長いイップスから抜け出せた道具との出合いでもあった。 TEXT/Yuzuru Hirayama P……

「睡眠導入剤を買ってガソリンスタンドで…」
中嶋常幸が明かした壮絶の過去

  • 一流と称される者には、自身のゴルフスタイルを確立するためのきっかけとなった転機がある。例えばそれは、ある1ホールの苦しみかもしれない。例えばそれは、ある1ショットの歓びかもしれない。積み重ねてきた勝利と敗北の記憶を辿りつつ、プロゴルファーが静かに語る、ターニングポイント。中嶋常幸の場合、それは、運転中に聴いたカセットテープでもあった。 TEXT/Yuzuru Hirayama PHOTO/……

「僕はもう旧型車」
それでも“あきらめない”理由とは?

  • 一流と称される者には、自身のゴルフスタイルを確立するためのきっかけとなった転機がある。例えばそれは、ある1ホールの苦しみかもしれない。例えばそれは、ある1ショットの歓びかもしれない。積み重ねてきた勝利と敗北の記憶を辿りつつ、プロゴルファーが静かに語る、ターニングポイント。藤田寛之の場合、それは、41歳で迎えた国内メジャー初制覇の重圧でもあった TEXT/Yuzuru Hirayama PH……

「昔かなわなかった相手を
ギャフンと言わせたい」手嶋多一の“夢”

  • 一流と称される者には、自身のゴルフスタイルを確立するためのきっかけとなった転機がある。例えばそれは、ある1ホールの苦しみかもしれない。例えばそれは、ある1ショットの歓びかもしれない。積み重ねてきた勝利と敗北の記憶を辿りつつ、プロゴルファーが静かに語る、ターニングポイント。手嶋多一の場合、それは、自身の弱さと向き合った日本オープンでもあった。 TEXT/Yuzuru Hirayama PHO……

「婆ちゃんの指輪を持ち出して
『交換してや』がゴルフの始まり」

  • 男子日本人初の海外メジャー制覇を成し遂げた絶頂が一転。その肩書きが重くのしかかり8年もの間、不振にあえいだ井戸木鴻樹。積み重ねてきた勝利と敗北の記憶を辿りつつ、そのターニングポイントを静かに語る。 TEXT/Yuzuru Hirayama PHOTO/Takanori Miki  井戸木鴻樹1961年、大阪府出身。90年の「関西プロ」で初優勝。正確無比なドライバーショットで、……

“31番目の男”が
欧州シニア賞金王になるまで…

  • 一流と称される者には、自身のゴルフスタイルを確立するためのきっかけとなった転機がある。例えばそれは、ある1ホールの苦しみかもしれない。例えばそれは、ある1ショットの歓びかもしれない。積み重ねてきた勝利と敗北の記憶を辿りつつ、プロゴルファーが静かに語る、ターニングポイント。海老原清治の場合、それは、愛妻との約束でもあった。 TEXT/Yuzuru Hirayama PHOTO/Takanor……

■平山譲
ひらやま・ゆずる。1968年生まれ、東京都出身。スポーツを題材としたノンフィクション作品を数多く手掛ける。主な著書に『ありがとう』(講談社、2006年)、『ファイブ』(NHK出版、2004年)などがある