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【初シード女子を直撃!】#1 山路晶「私、ピンしか狙わないんです」超攻撃型ゴルフに期待【誌面未掲載カットあり】

2020-21シーズン、念願の初シードを獲得した3人の女子プロを開幕前に直撃。このオフ、どんなことに取り組んだのか、そして今シーズンの目標は? 1人目は、昨年、同日に2度のホールインワンを達成した山路晶。

PHOTO/Osamu Hoshikawa THANKS/こだまGC

山路晶
1998年9月10日生まれ。宮城県仙台市出身。身長166cm・B型。東北高校卒。2019年プロテスト合格。ゴルフ歴:8歳~

2020-21シーズン成績
●メルセデスランク/47位 ●賞金ランク/55位 ●最高位/3位タイ(21年ニトリレディス) ●年間トップ10回数/7回 ●ドライビングディスタンス/250.61Y(7位) ●イーグル数/10回(4位)

ボール初速アップとミート率向上が課題

女子選手のなかでも飛ばし屋として注目されている山路晶は、メルセデスランク50位以内で初シードを獲得。

「昨季はQTランクがかなり下(107位)だったのでそこからリランキングで上位に上がれたのがよかったです。その結果、シード権も獲得できたのかなって思っています。

今季に向けては苦手なアプローチ、100Y以内のショットに取り組みました。GC4(弾道計測器)を買ってデータから見直すようにしました。あとは飛距離アップです。すでに飛ぶじゃんと言われますけど、まだまだ飛ばしたいんです。クラブも新しくなってボール初速が上がりましたし、昨シーズン、スウィング改造して球筋をフェードに変えたので、曲がり幅も抑えられているから、もっと飛距離が生かせると考えています。目標はあと5Yプラスしてキャリーで260Yです。そのためのフィジカルトレーニングもしていますし、GC4でミート率アップにも取り組んでいます」

山路は5月のリゾートトラストレディスで同日に2度のホールインワンを達成し、ギネス世界記録に認定された。その理由がなんともおもしろい。

「私、ピンしか狙わないんです。グリーンが見えたらとりあえずピンにいっちゃうんです。だからホールインワンになったのかなと思います。周りにはもっとコースマネジメントしなさいって言われますけど、試合になるとピンしか見えなくなるんです。でも今はそれが楽しいし、もう少し攻めのゴルフを続けていきたいです」

豪快な飛ばしとピンしか狙わない攻めのショットに注目だ。

ニュードライバーで初速2~3m/sアップ

テーラーメイドのニュードライバー「ステルス プラス」で初速が2~3m/sアップしたという山路。カーボンフェースの打感が少し気になるというが、弾道データ的にはかなりよくなった。相性は抜群のようだ

「ピンしか狙わないんです」

愛知県のセントクリークGCで行われたリゾートトラストレディス2日目、3番150Y(9I)と7番175Y(7I)でホールイワンを達成。プロの試合で1ラウンド2度のホールインワンは女性では世界初の快挙だ(男性では宮里優作が過去に米ツアーで達成)。「いつもピンしか狙わないので、それで入っちゃいましたね」(山路)

誌面未掲載写真も公開!

週刊ゴルフダイジェスト2022年3月15日号より

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