398日ぶり実戦のタイガー・ウッズ。初日1番ホール、息子と獲った圧巻バーディ全ショット!
昨年末に行われたPNCチャンピオンシップで、398日ぶりに試合出場を果たしたタイガー・ウッズ。2021年12月18日、12時18分。初日の1番ホール、奇跡ともいえるティーショットを放った。
PHOTO/Yasuhiro JJ Tanabe
2人のベストボール方式で争うPNCチャンピオンシップ。タイガー・ウッズは12歳の息子・チャーリーくんと出場。初日のスタートホール、ティーショットで活躍したのはチャーリーくん。フェアウェイど真ん中にナイスショット。一方タイガーのティーショットはフェアウェイ右サイドで、チャーリーくんのボールを採用。
セカンドショットも、チャーリーくんがピンそばに付けたのに対し、タイガーはバックスピンがかかりすぎてエッジまで逆戻り。ここも、チャーリーくんのボールを選択。バーディパットで魅せたのはタイガー。先に打ったチャーリーくんが外したパットを、「こう打つんだよ」と、まるでお手本を示すように決めてみせた。
ティーショットとセカンドショットはチャーリーくん、パットはタイガー、という親子のチームプレーによって、完璧なバーディスタートを切った。
ティーショットはチャーリーくんに軍配
バックティーから打ったタイガーのティーショットは、飛距離290ヤードでフェアウェイ右サイドをとらえる。チャーリーくんのボールより先に出ていたが、右サイドに切られたピンを狙いにくいアングルだった?
「ダディ、このボールはピックアップするよ」「OK、チャーリー」という会話があったかどうかは不明だが、タイガーのティーショットは不採用
チャーリーくんがバーディチャンスにつける
ピンまでは120ヤード。まずはチャーリーくんが打つ。グリーンの右サイドに切ってあるピンのさらに右横1.5メートルに見事にオン
あとから打ったタイガーは、ピンをデッドに攻めたが、強烈なバックスピンでエッジまで戻ってしまう。これにはタイガーも苦笑い
最後にキメるのはやっぱりタイガー
採用したのは、もちろん1.5メートルにつけたチャーリーくんのボール。親子で慎重にラインを読むも、チャーリーくんはわずかに外す。そのラインを見ていたタイガーはいとも簡単にバーディを沈め、幸先よくバーディスタート。グータッチして2番ホールへと向かう
週刊ゴルフダイジェスト2022年1月25日号より
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