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プロの使用済ボールが医療従事者の支援に! 今平のキャディが始めた取り組みに賛同者続出

今平周吾の専属キャディ・柏木一了(かずのり)さんが、今シーズン行ってきたある取り組みをご存じだろうか?

PHOTO/Tadashi Anezaki

選手のオウンネームボールがいっぱい! ファンにとっては宝の山だ

選手が試合で使ったボールを回収し、練習場やゴルフ場で販売。その資金でコロナ禍で打撃を受けている地方の土産屋でお菓子を購入し、それを最前線で働く医療従事者に届けている。今季はファンと選手が触れ合う機会は少なかったが、ファンサービスの一環にもなり、観光業界も喜び、そして医療従事者も喜ぶ。さらに廃棄ボールも減らせる。まさに“ウィンウィン”なアイデアだ。

「始めようとしたきっかけは、捨てられているボールを見たことです。そこで選手やキャディに声掛けして、ボールを試合後にボックスに入れてもらうようにお願いしました。協力してくれる練習場もどんどん増えて、気づけば協力の輪が広がっていました」(柏木キャディ)

1年間を通して集まった金額は、約170万円。すでに全国11の病院に土産物を寄付したという。まさにゴルフ版の「SDGs」。柏木キャディの奮闘は続く。

今平周吾、藤田寛之、片山晋呉など、徐々に協力してくれるプロは増えて、回収カゴには毎週ボールがいっぱいになる。まとめて柏木キャディが練習場に届けにいく

<チャリティボール販売練習場&ゴルフ場一覧>
双伸ゴルフセンター(千葉県柏市)/東京ゴルフプラザ(東京都江戸川区)/鐘山ゴルフセンター(山梨県忍野村)/大垣ゴルフレインジ(岐阜県大垣市)/光成ゴルフアリーナ(宮崎県宮崎市)/リバーサイドゴルフセンター(北海道千歳市)/三美ヶ丘ゴルフセンター(愛知県みよし市)/西那須野カントリー倶楽部(栃木県那須塩原市)/取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県つくばみらい市)<お土産屋リスト>安芸駅ぢばさん市場(高知県安芸市)/菓舗浜幸安芸店(高知県安芸市)/宮崎観光ホテル売店(宮崎県宮崎市)/日向利休庵(宮崎県高鍋町)/リザンシーパークホテル谷茶ベイ売店(沖縄県恩納村)/謝花きっぱん店(沖縄県那覇市)<チャリティ先の病院>大阪暁明館病院(大阪府大阪市)/昭和大学病院(東京都品川区)/中部徳洲会病院(沖縄県北中城村)/横浜市立みなと赤十字病院(神奈川県横浜市)/荏原病院(東京都大田区)/北九州総合病院(福岡県北九州市)/浦添総合病院(沖縄県浦添市)/NTT東日本札幌病院(北海道札幌市)/河北総合病院(東京都杉並区)/聖マリアンナ医科大学病院(神奈川県川崎市)/ふじみの救急病院(埼玉県入間)

週刊ゴルフダイジェスト2021年12月21日号より

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  • タイガー・ウッズも指導していた名伯楽ブッチ・ハーモンをして「100ヤード以内ならフジタは世界最高の選手」と言わしめた藤田寛之。なかでもバンカーショットは、プロの誰もが舌を巻くほどの技術を持ち合わせる。そんな藤田に、アマチュアゴルファーから寄せられたバンカーに関する素朴な疑問をぶつけたみた。 PHOTO/Hiroaki Arihara THANKS/葛城ゴルフ倶楽部 解説/藤田寛之1969年生まれ。168センチと小柄な体型ながら、得意のショートゲームを磨き上げ、2012年には年間4勝を挙げ賞金王に輝く。メジャー3勝を含むツアー通算18勝。 「アドレス」に関する疑問 Q. スタンスはオープンにしますか? A. スタンスの向きよりも、肩のラインを飛球線と揃えることのほうが重要です。 Q. フェースは開きますか? A. 必要に応じて開きますが、「開き方」がすごく重要です! >>開き方のポイントはこちら Q. ボール位置はどこですか? A. 状況によって変わるけど、ボールを上げたいときは左足側に置きます。 Q. 右足と左足の体重配分は? A. 左に乗せておくのがオススメ。最大7割くらい左に乗せるぐらいの気持ちでもいいでしょう。 Q. 足はしっかり埋めますか? A. 若干埋めますが、足場を作るのではなく軽く安定を図るために埋めます。 「打ち方」に関する疑問 Q. バンカーは力がないと難しいですよね? A. 力は要りません。ヘッドの重さだけで十分出せますよ。 Q. アウトサイドインに振るんですか? A. 左足下がりや目玉などの特殊な状況以外は通常通りに振ります。 Q. ベタ足で打つんですか? A. 僕はスウィング軸が安定するからベタ足をオススメします。 Q. ボールのどれくらい手前を打つんですか? A. ボールの2~4cm手前です。 Q. フェースは返す? 返さない? A. フェース面の意識よりヘッドの動きやシャフトの向きのほうが大事です。 Q. 手打ちじゃダメですか? A. 全然オッケー! プロでバンカーから大振りする人いないですからね! 「イメージ」に関する疑問 Q. どんな音をイメージしてますか? A.「スパーン」「ターン」「トーン」といった感じ。「ドン」ではないですね。 Q. 距離感はどうやって出すんですか? A. ヘッドの入射角にもよりますが、2~3倍の距離を打つ感覚ですね。 Q. クラブは振り切る? 止める? A. ライン出しのときは止めることもありますが、イメージが湧きやすいほうでいいと思います。 >>バンカーの大基本! フェースの正しい開き方>>打ち方のポイントは? エクスプロージョンの極意 週刊ゴルフダイジェスト2022年1月11・18日合併号より こちらもチェック!
  • 18年、19年と2年連続で賞金王に輝いた今平周吾。今回は、抜群のショット力を誇る今平の、スコアメイクの要ともいえるPWでのコントロールショットについて掘り下げていく。 TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Hiroaki Arihara 今平周吾 92年生まれ、埼玉県出身。18年、19年と2年連続で賞金王を獲得。今シーズンは「フジサンケイクラシック」で優勝し、ツアー通算5勝目。ショットの正確さはツアーでも一目置かれる存在 コントロールショットの決め手は右手首の角度 ウェッジのコントロールショットで「いちばん大事なこと」を今平に聞くと、「手先を使わないこと」との答え。「ドライバーとか、長いアイアンでのショットとは『別モノ』と思ってもらうほうがいいくらい、腕にはまったく力を入れません。通常のショットは、切り返しで少し沈み込んで、地面反力を使う意識がありますけど、コントロールショットの場合は、その感覚もなくします。できるだけ上下動は抑えて、体の幅からクラブが外れないようにして打つ。両腕をロープで縛られた状態で打つ感覚に近いですね」。 続きを読む また、インパクトまでは「右手首の角度を変えないように下ろしてくることが大事」と今平。右手首がインパクト前に伸びる(リリースされる)のは、手先で打っている証拠。右手首の角度を意識すると、それだけで、手と体の一体感が高まるのがわかるはずだ。 飛ばすショットではインパクトで手首をリリースするが、コントロールショットでは最後までリリースせずに、手首を曲げたままボールを押し込んでいくイメージを持つといい Point 1カラダの幅からクラブが外れないように アプローチでは手と体はほぼ一体となって動き、手が体の幅から外れることはない。ウェッジのコントロールショットでも、常に手は体の幅の中で動かす Point 2腕に力が入ると角度がほどける トップからヘッドを先に振り下ろしてしまう、いわゆる「キャスティング」動作は、コントロールショットの大敵。手首を力ませず、ヘッドの重さを感じて振ると、角度を保持できる 手先の力でコントロールしない 手の力を使った時点で、飛距離を安定させることは難しくなる。アプローチと同様に、手、腕の力を極力抜いて、体の回転でクラブをコントロールするイメージが大事 今平周吾のPWコントロールショット 飛ばすショットでは、沈み込みと伸び上がりを使ってヘッド速度をアップさせるが、コントロールショットでそれは必要ない。上下動を抑え、上体の前傾角をキープして打つ >>アゲンストも苦にならない!ライン出しショットのコツとは 「今平周吾のコントロールショット」全編はこちら 週刊ゴルフダイジェスト2021年11月9日号より こちらもチェック!
  • スコアメイクで最も重要な要素のひとつがアプローチ。そこで今回は、寄せの達人たちにその極意を教えてもらった。まずは男子ツアーきってのアプローチ名手、今平周吾に話を聞いてみよう。 TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Hiroyuki Okazawa 今平周吾いまひらしゅうご。1992年生まれ。フジサンケイクラシックで通算5勝目を挙げる。卓越したウェッジの技術で2年連続賞金王を獲得 打ち方は2種類でいい! どんなところからでも寄せてくる印象のある、アプローチ巧者の今平周吾プロ。打ち方の「引き出し」が、さぞかしたくさんあると思いきや、「試合で使うのは、『上げる』、『転がす』、『スピンで止める』の3種類だけです。それ以外の特殊な“ワザ”なんて、はっきり言って必要ないです」という。そのうち「スピンで止める」は、トーナメント仕様のグリーンでのみ必要な打ち方で、通常のコースであれば「上げる、転がすの2つだけで十分。中途半端にいろいろやるより、2つを極めるほうが得策」(今平)とも。「自分の場合は60度のウェッジで、まずは『転がし』から考えます。アプローチはイメージが9割。いかに球筋をリアルに想像できるかどうかが大事。転がしが寄らない人は、打球の高さや強さ、グリーンのスピードなどのイメージが湧いていないということです」(今平) 続きを読む 「転がす」アプローチ グリーンエッジからピンまである程度の距離があれば、転がすのがいちばん簡単。コックを使わず体の回転でテークバック、球を包み込むようにインパクトし、最後まで目線を低くキープする 【アドレスのPOINT】手は左太もも、ボールは右足前 ボールは少し右足寄りで、手元は左太ももの前。体重は7:3で左足にかける。フェースを少し開くとバウンスが使え、リーディングエッジが突っかかりにくくなる 「上げる」アプローチ テークバックでコックを使い、ボールを拾う感覚でインパクト。ロフトで球は上がってくれるので、フォローで無理に上げようとしないことが大事。「上げる」アプローチは、どうしても必要がある場合(バンカー越え、エッジからピンまでが近いなど)のみ使用し、それ以外は極力転がしで対応 【アドレスのPOINT】ボールを真ん中~やや左に ボールはスタンス中央、またはやや左足寄りにセット。スタンスはややオープン。フェースは無理に開かなくてもいい ボールがフェース面をどう転がっていくかをイメージしよう 「上げる」「転がす」の2つの基本が分かったら、あとは「打ち方のことをあれこれ考えるより、フェース面をどう使うか、ボールがまずどこに当たって、どう転がって抜けていくかを明確にイメージすることが大事」と今平プロ。転がしの場合は、ヒール側下部からトウ側上部にボールが斜めに駆け上がって、フェース面から離れるときには、もう転がりがスタートしているイメージだという。また上げる場合は、リーディングエッジからトップブレード方向、溝に対して垂直にボールが駆け上がり、順回転のスピンを与えながらフェースから離れるイメージだ。 【転がし】ヒール側からトウ側へボールが駆け上がる ウェッジはそもそも、ヒールからトウにかけて斜めにフェースを使うのが基本だが、転がしの場合はボールが滑りすぎないように、トウ側を閉じてフック回転をかけながら打っていくのがポイント 【上げる】フェース面の溝を存分に使っていく 上げる場合は最初からスクエアに当てて、スクエアなまま抜く。リーディングエッジの中央部分から真上にボールが転がって、全部の溝を通過するイメージ >>「バウンスを使う」ってこういうことか!ザックリに悩む人はこちらもチェック 月刊ゴルフダイジェスト2021年12月号より