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【ウェッジゲームの達人になる!】#1 今平周吾「アプローチは『上げる』と『転がす』の2種類でいい」

スコアメイクで最も重要な要素のひとつがアプローチ。そこで今回は、寄せの達人たちにその極意を教えてもらった。まずは男子ツアーきってのアプローチ名手、今平周吾に話を聞いてみよう。

TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Hiroyuki Okazawa

今平周吾
いまひらしゅうご。1992年生まれ。フジサンケイクラシックで通算5勝目を挙げる。卓越したウェッジの技術で2年連続賞金王を獲得

打ち方は2種類でいい!

どんなところからでも寄せてくる印象のある、アプローチ巧者の今平周吾プロ。打ち方の「引き出し」が、さぞかしたくさんあると思いきや、

「試合で使うのは、『上げる』、『転がす』、『スピンで止める』の3種類だけです。それ以外の特殊な“ワザ”なんて、はっきり言って必要ないです」という。そのうち「スピンで止める」は、トーナメント仕様のグリーンでのみ必要な打ち方で、通常のコースであれば「上げる、転がすの2つだけで十分。中途半端にいろいろやるより、2つを極めるほうが得策」(今平)とも。

「自分の場合は60度のウェッジで、まずは『転がし』から考えます。アプローチはイメージが9割。いかに球筋をリアルに想像できるかどうかが大事。転がしが寄らない人は、打球の高さや強さ、グリーンのスピードなどのイメージが湧いていないということです」(今平)


「転がす」アプローチ

グリーンエッジからピンまである程度の距離があれば、転がすのがいちばん簡単。コックを使わず体の回転でテークバック、球を包み込むようにインパクトし、最後まで目線を低くキープする

【アドレスのPOINT】
手は左太もも、ボールは右足前

ボールは少し右足寄りで、手元は左太ももの前。体重は7:3で左足にかける。フェースを少し開くとバウンスが使え、リーディングエッジが突っかかりにくくなる

「上げる」アプローチ

テークバックでコックを使い、ボールを拾う感覚でインパクト。ロフトで球は上がってくれるので、フォローで無理に上げようとしないことが大事。「上げる」アプローチは、どうしても必要がある場合(バンカー越え、エッジからピンまでが近いなど)のみ使用し、それ以外は極力転がしで対応

【アドレスのPOINT】
ボールを真ん中~やや左に

ボールはスタンス中央、またはやや左足寄りにセット。スタンスはややオープン。フェースは無理に開かなくてもいい

ボールがフェース面を
どう転がっていくかをイメージしよう

「上げる」「転がす」の2つの基本が分かったら、あとは「打ち方のことをあれこれ考えるより、フェース面をどう使うか、ボールがまずどこに当たって、どう転がって抜けていくかを明確にイメージすることが大事」と今平プロ。

転がしの場合は、ヒール側下部からトウ側上部にボールが斜めに駆け上がって、フェース面から離れるときには、もう転がりがスタートしているイメージだという。また上げる場合は、リーディングエッジからトップブレード方向、溝に対して垂直にボールが駆け上がり、順回転のスピンを与えながらフェースから離れるイメージだ。

【転がし】
ヒール側からトウ側へボールが駆け上がる

ウェッジはそもそも、ヒールからトウにかけて斜めにフェースを使うのが基本だが、転がしの場合はボールが滑りすぎないように、トウ側を閉じてフック回転をかけながら打っていくのがポイント

【上げる】
フェース面の溝を存分に使っていく

上げる場合は最初からスクエアに当てて、スクエアなまま抜く。リーディングエッジの中央部分から真上にボールが転がって、全部の溝を通過するイメージ

>>「バウンスを使う」ってこういうことか!
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月刊ゴルフダイジェスト2021年12月号より