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【インタビュー】稲見萌寧<前編>「10歳でゴルフを始めて、1カ月後にはプロになると決めていた」

PHOTO/Tsukasa Kobayashi THANKS/北谷津ゴルフガーデン

10月のスタンレーレディスでツアー2勝目を挙げた稲見萌寧。8月には全英女子オープン、12月には全米女子オープンにも出場し、着々と実績を積んでいる。順風満帆にも見える彼女だが、どんなゴルフ人生を歩んできたのか。

稲見萌寧
いなみ・もね。1999年7月29日生まれ。東京都豊島区出身。日本ウェルネススポーツ大学3年生。2018年にプロテスト1発合格。ルーキーイヤーの2019年、センチュリー21レディスでツアー初優勝を果たす。166㎝、58キロ。趣味は音楽鑑賞

今年の女子ツアーは20歳前後の若手の活躍が際立ったが、稲見萌寧もそのひとりだ。1999年生まれの21歳。大学生とプロを両立する稲見は、どんな子供時代を過ごしたのだろう。

「池袋で育ちました。小学生のときは毎日公園で鬼ごっこやかくれんぼをして、日が暮れるとサンシャインや東急ハンズに行っていました。外で体を動かすのが好きな子どもでした」

そんな稲見がゴルフを始めたのは、10歳のとき。

「父と一緒に始めたのですが、最初から空振りとかはなくてボールに当たるし、ちゃんと飛んでいたんです。それで1カ月後にはプロを目指すって決めていました。東京ではゴルフ環境がよくなかったので、小学6年生のとき、父と2人で千葉に引っ越しました。『北谷津ゴルフガーデン』をベースにしていて、休日はいつもここで練習しています」

ゴルフのために千葉へ引っ越した稲見は、高校、大学もゴルフに合わせて選択。プロとしてツアーを転戦しながらゴルフ部の活動とレポート提出で大学卒業を目指している。

「オフは練習しかしていません。たまに友達とディズニーランドに行ったり、ららぽーとに買い物に行くくらいです。アクセサリーが好きで買うことはありますが、本当にゴルフしかしてなくて……」

と語る稲見だが、唯一ハマっているのがスキンケアだという。

「やっぱり肌はきれいじゃないとダメ。清潔感があるというか、ツヤがあるというか……肌がきれいなら少しブスでも可愛く見えるんです。だからお風呂上がりのスキンケアが大事で、自分のなかではすごく楽しい時間なんです。化粧水をつけたり、パックしたり。韓国の女優さんのインスタを参考にコスメを集めたりもしています。高校生のときからやっておけばよかったって後悔しているくらい。地味に頑張っています!」と女子大生らしい一面ものぞかせた。

「指輪やブレスレットなど、アクセサリーが大好き」という稲見。このあたりは普通の女子大生だ

>>後編へつづく

週刊ゴルフダイジェスト2020年12月29日号より

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  • ウッド類1万2000本、アイアン1000セット以上という膨大な在庫を誇るレンタルクラブサービス「クラブステーション」。果たしてどんなシステムなのか。「試打クラブ」と「ラウンドセット」の2種類あるレンタルサービスのうち、「試打クラブ」を体験レポート! クラブは高い買い物。買って後悔はしたくない。ショップや練習場で試打をして購入を決める人も多いと思うが、インドアでの計測や練習場での数球の試打だけでは分からないことも多い。練習場でじっくり打って、さらにコースでどんな球が出るか。そこまで確かめたうえでクラブを決めたいところ。そんな道具にこだわるゴルファーにピッタリなのが「クラブステーション」。あらゆるメーカーのクラブを揃える日本最大のレンタルクラブサービスだ。存在は知っていたものの、利用したことがなかったので、どんなサービスなのか、使ってみた。 クラブが多すぎて目移り!王道モデルをチョイス 今回利用したのは、「試打レンタル」。文字通り、クラブを借りて、期間内は自由に試打できるサービスだ。一度に借りられるクラブは3本までで、1本だと4180円、2本で4840円、3本借りると5500円(往復送料込み)。アイアンセットの場合は1セット5500円。通常は3泊4日だが、Myゴルフダイジェスト有料会員は7泊8日まで借りられる。練習場とコースでじっくり試せそうだ。クラブだけでなく、シャフト単体でも借りられるようなので、今回はドライバー1本とシャフト2本を借りることに。 主要メーカーはほぼすべてラインナップされている クラブステーションHPの「試打クラブ」ボタンから、「試打クラブを探す」へ進んでいくと、クラブの検索画面が現れる。試打クラブの検索は会員登録していなくても利用できるので、どんなクラブが借りられるのか一度覗いてみるといいだろう。 こちらが検索画面。クラブの種類、メーカー、ブランドの順で選び、さらに硬さやロフトなどの詳細条件を選んで検索できる 今回は、まだ打ったことがなかったテーラーメイドの「SIM2 MAX」を試してみることに。ちなみに最新モデルは発売日前から借りられるものが多い。 同じ「SIM2 MAX」でも、ロフトやシャフトの種類によって細かく取り揃えている。背景がグレーのクラブは、すでに借りられていることを示している ラウンド予定に合わせて期間を設定し、検索すると、運よく希望のスペックが空いていた。「スピーダーエボリューション7 661」が付いたクラブを選択し、別で「ツアーAD HD-6」と「ディアマナTB60」のシャフトも借りることに。スリーブも、もちろんヘッドに合わせて選択できる。 シャフトのランナップもかなり充実している 届いたクラブは、専用の青いケースに梱包されていた。中には1本のドライバーと2本のスリーブ付きシャフト、それにトルクレンチが入っている。返却するときはどうすれば? と思ったら、中に返送用の宅急便伝票も同梱されていた。これを貼り付けて返送するだけなのでカンタンだ(郵送料金もレンタル料に含まれているので払う必要はない)。 届いたクラブはこんな感じ。シャフト交換用のトルクレンチも同梱されている 練習場ではツアーADしかしコースでは……? さっそく練習場で試打。人気のモデルだけあって、ヘッド性能は申し分ない。現在使用しているヘッドよりも、スピン量が少なく、いつもなら吹き上がって弱いスライスになりそうな当たりのときでも、比較的強いフェードで飛んでいく。続いてシャフトを付け替えてみる。普段じっくり打ち比べたことがなかったが、こうして同じ条件で比較しながら打ってみると、性格の違いがよく分かる。スピーダーはやはりつかまりがよく、出球から左になることも。一方ディアマナは球がつかまりきらず、右にすっぽ抜けることも。ツアーAD HDが最もタイミングが合いやすく、方向性が安定していた。 練習場でカチャカチャしながら打ち比べるのも楽しい そして満を持してコースへ。スタート前の練習場でも、やはりツアーADが一番いい球が出たので、意気揚々とスタートティーへ。最初の数ホールは、フェアウェイをとらえいい感じ。風に負けない強い球で、距離もいつもより出ている。ところが後半に入ると、右に押し出すことが多くなってきた。そこでスピーダーに差し替えると、つかまったいいドローが出た。打ち出しも高く、いわゆる高弾道・低スピンの飛ぶ球筋に。コースでは練習場よりも振ってしまうぶん、中~手元調子のシャフトだと振り遅れ気味になるのだろうか。先調子系のほうがしっかりとヘッドが戻ってくれてタイミングが合いやすかった。 「黄金スペック」探しの旅はつづく… 結果、「SIM2 MAX」のヘッドに「スピーダー」のシャフトが自分にはピッタリ合いそうな気がしたが、ちょっと後半、振りが重く感じたのが気になるところ。せっかくなら、今度はちょっと軽いシャフトでも試してみたい。50g台のSとXを借りてみようか。いや、その前に通常の「SIM2」、いや、キャロウェイの「EPIC MAX LS」ヘッドも試さなくては……。というわけで、悩みがいっそう深まった気もするが、練習場とコースでシャフトを打ち比べられたのは、まるでプロにでもなった気分で、なかなか得がたい経験だった。自分に合った究極の1本を追求したい方は、ぜひ一度試してみてほしい。 「クラブステーション」を体験してみる Myゴルフダイジェスト有料会員は「クラブステーション」がお得に! MyGD会員限定のスペシャル特典をチェック
  • PHOTO/Yasuo Masuda、Shinji Osawa、Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara、KJR THANKS/北谷津ゴルフガーデン 今年前半だけで5勝を挙げ、東京五輪で銀メダルを獲得した稲見萌寧。6月に初優勝を果たすと次の試合でも優勝しブレイクした木下稜介。2人の急成長プロを指導するのが、プロコーチの奥嶋誠昭。稲見は2018年12月、木下は2019年11月から指導を受け始め、たちまち第一線で活躍するプレーヤーに成長した。果たして2人にどんな教えを施したのか。その一端を特別公開! 解説/奥嶋誠昭 おくしまともあき。1980年生まれ。神奈川県出身。ツアープロコーチとして、稲見萌寧、木下稜介、イ・ボミ、高橋彩華を指導。横浜のノビテックゴルフスタジオで、GEARSを使ったアマチュアレッスンも行っている 長所を生かす3つの“しなくていいよ” GD 稲見プロの指導は、2018年の12月からですね。奥嶋 当時、稲見プロは、飛距離を伸ばすため、クラブをシャロー(鈍角)に下ろしてドローを打とうとしていました。でも、それが僕には無理しているように思えたんです。GD というと?奥嶋 稲見プロは、腕の使い方がバツグンにうまくて、本来はややスティープ(鋭角)に下ろすスウィングなんです。だから、ドローを打ちにいくと、どうしても引っかけや右プッシュが出やすい。GD なるほど。奥嶋 合わないものを無理に取り入れようとしないで、いま持っている財産を生かそうよ、と稲見プロに話しました。彼女はスティープにクラブを動かすセンスがバツグン。だったらそれを生かして、スティープな軌道に合うフェードでいこうよ、と。GD その判断で、稲見プロのショットメーカーの才能が一気に開花したわけですね。奥嶋 稲見プロに教えているのは、終始一貫、オンプレーン(アドレスで構えた位置にクラブを戻す軌道)に振ることだけです。バックスウィングで上げた軌道どおりに下ろしてくるイメージでいいよ、と言っています。 しなくていいよ1「シャローに振らなくていいよ」 「シャローに振ろうと苦労していた稲見プロに、スティープ(やや上からの軌道)でいいと教えました。スティープな軌道のほうが、バツグンにうまい手の動かし方を生かせると判断したからです」(奥嶋) しなくていいよ2「ドローを打たなくていいよ」 「ドローボールを打とうとしていた稲見プロに、カット軌道でフェードを打つようにすすめました。クラブをスティープに動かす稲見プロには、ドローよりもフェードのほうがイメージしやすいはずだからです」 しなくていいよ3「左に踏み込まなくていいよ」 「稲見プロは、腕や上半身をうまく使う反面、体重移動はやや苦手。切り返しから左に踏み込むとミート率が落ちるので、無理に踏み込まず、右サイドで振ればいいと教えました。これでショットが安定しました」 これぞショットメーカーの証どちらがダウンスウィングか分かりますか? 稲見のスウィングを見ると、バックスウィングとダウンスウィングの軌道がほとんど変わらない。これこそが、ショットメーカーの証拠だと奥嶋コーチは言う。「稲見プロには、とにかくオンプレーンに振ることだけを教えています。その結果、ショットの精度が格段にアップしました」 稲見萌寧の1Wスウィング 左片手打ちでフェードを磨き抜いた GD 稲見プロは、どんな練習を積んで、ツアー屈指のフェードヒッターになったんでしょうか?奥嶋 稲見プロはオンプレーンに振ることを練習テーマにしています。そのためにやっているのは、8Iを左手1本で打つドリルですね。GD 左の片手打ちですか!奥嶋 そうです。稲見プロは、左腕の感覚で振ると出球が揃うタイプなんです。それと、精度の高いフェードには左のリードが絶対ですから、左手1本のドリルというわけです。GD 稲見プロはどのくらい打つんでしょうか?奥嶋 このドリルは、オンプレーンスウィングの確認作業で、インパクトゾーンを真っすぐ動かすための練習です。彼女は8Iを左手に持って、バックスウィングとダウンスウィングの軌道の確認作業を延々と続けていますよ。トップの位置を確認して、ゆっくりとインパクトまで下ろして、左手1本でボールを実際に打つ。稲見プロは何時間もその練習をやっていますが、アマチュアの方なら100球くらいから始めるといいですね。 Drill 1左手1本でボールを打つ 「フェードを打つには、左腕のスウィング弧が大切。そのため、稲見プロは左手1本でボールを打つドリルをやっています。クラブ軌道を確認しながら素振りして、その軌道をなぞるようにボールを打ちます。低く長いインパクトゾーンを覚える練習なので、フルスウィングする必要はありません」(奥嶋) Drill 2クラブ軌道を確認してから打つ 「トップからハーフウェイダウンまでの動きを2~3回繰り返して、ダウンスウィングの軌道を体に覚え込ませます。そのイメージが消えないうちにボールを打ちます」(奥嶋) パットの秘密は限りなく真っすぐに近いインtoイン GD 稲見プロは入れまくるパットも有名ですよね。奥嶋 彼女はインパクトゾーンのヘッドの動かし方をずっと磨いてきて、これはドライバーからパッティングまで共通しているんです。GD パッティングはまさにインパクトゾーンだけの動きですよね。奥嶋 稲見プロのパッティングは、ヘッドをスクエアに真っすぐ動かす技術に長けているんです。彼女が練習でいつも愛用しているシートがあるんですが、わずかにイン・トゥ・インに描かれている線の上をスクエアに動かす練習を繰り返しやっています。ボールを数多く打つことより、インパクトゾーンのヘッド軌道の精度を上げるほうが、狙った方向に正確に打ち出せることを知っているからですね。GD 稲見プロのバーディラッシュは、この練習のたまものなんですね。 インパクトゾーンの正しいヘッドの動きを染み込ませる 「このシートには、わずかなイン・トゥ・インのヘッド軌道とフェースの向きが描かれています。この線に沿ってヘッドを正確に動かせるかどうか、稲見プロはそれだけに集中して練習しています」(奥嶋) 稲見の極上パット2つのポイント 【Point 1】右ひじに余裕を持たせる 「稲見プロは、右ひじを体に付けてストロークするクセがあるので、右ひじを体から離したほうがスムーズにストロークできるよ、とアドバイスしています」 Point 2両ひじを水平に動かす 「稲見プロは、手首の角度を保って、腕で作る五角形を崩さずにストロークしています。そのためには、ひじを水平に動かすイメージを持つことです」 稲見萌寧のパッティングストローク 7勝のうち6勝はこのパター 「稲見プロの勝ち星は、このパター(テーラーメイド「トラスTB1」)のチカラも大きいと思います。方向が出しやすくて、インパクトのフェースのブレが小さい特性がピッタリだったようです」 https://my-golfdigest.jp/lesson/p36263/ 後編はこちら 週刊ゴルフダイジェスト2021年9月14日号より こちらもチェック! https://my-golfdigest.jp/tournament/p33481/ https://my-golfdigest.jp/tournament/p13355/ 稲見萌寧関連の記事が気になる方はこちら 稲見萌寧の記事をもっと読む
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