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アイアンは“ゆるやか軌道”が大正解 <後編> 稲見萌寧のコーチが練習法を公開【動画あり】

TEXT/Daisei Sugawara
PHOTO/Taku Miyamoto、Hiroaki Arihara、Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Takanori Miki
THANKS/浅見GC、新武蔵丘GC、樫山ゴルフランド、ヒルトップ横浜クラブ 
ILLUST/Takeshi Shoji

アイアンの理想的な「ゆるやか軌道」を手に入れるにはどうすればいいのか。後編では、稲見萌寧も取り組んでいる練習法を取り上げる。

前回のお話はこちら

稲見萌寧
今年すでに5勝(5月23日現在)を挙げている。パーオン率が高いショットメーカー

奥嶋誠昭
おくしまともあき。稲見萌寧や高橋彩華を教えるプロコーチ。「GEARS」などの最先端解析器を使ったレッスンを行う

●ゆるやか軌道を身につけるドリル

稲見萌寧もずっと
ゆるやかを練習していた!

今、最もホットな女子プロ稲見萌寧。切れ味鋭いショットの秘密を試合会場の練習場でキャッチ! 練習法についてコーチの奥嶋誠昭氏に話を聞いた。

「彼女はクラブが上から入るクセがあるので、上から入りすぎないように練習をしてるんです。いつもやっているのが、左手の前に右手を置き、その内側を通るようにクラブを上げるドリル。左手首の使い方が重要で、手のひら側に折って上げると、手元を低くインサイドに上げることができます。逆に親指方向に曲げると、手元が体から離れるように外に上がりやすくなってしまい、軌道も上からになりやすいんです。始動の“意識づけ”だけで軌道は大きく変わるんですよ」

ゆるやか軌道ドリル1
右手を添えてテークバック

右手の内側を通るように左腕を上げていく。左手首を手のひら側に折るようにしてクラブを上げていくことで、手元を低くインサイドに上げていくことができる

<POINT> 左手首を手のひら側に折り込む

ゆるやか軌道ドリル2
2つのボールの間の球を打つ

写真のようにボールを3個置き、真ん中のボールを打つ。軌道を意識しやすくなり、自然とヘッドをインから入れていく動きが身につく

<POINT> 前傾をキープしたまま回転

切り返しからやや沈み込むように胸をボールに向けていく。体が開いたり、ボールに対して打ちにいこうとすると右肩が前に出てカット軌道になりやすい

●ゆるやか軌道の最終ドリル

3つのステップ
ゆるやか軌道をマスター

ゆるやか軌道を手に入れるうえでの最難関ポイントは「左手」の使い方だという奥嶋コーチ。左手をインパクトまでに「掌屈」させる(手首を手のひら側に折る)動きを覚えるドリルで最終チェックだ!

【Step1】
ハンガードリルで左手首の使い方を覚える

ハンガーの底辺部分をグリップと一緒に握り、ハンガーの斜めの部分が左腕の内側に当たるようにする。これが左手首が「掌屈」された状態。この形をキープしてスウィングする

<POINT> 始動で手首の角度を決める

プロが左手を手のひら側に折る(掌屈)タイミングはさまざまだが、スウィング中に掌屈するのは難度が高い。アマチュアの場合は始動する直前にフォワードプレス(左手を飛球方向に押し出す動き)を利用して初期段階でこの形を作ってしまうのが確実

【Step2】切り返し~インパクトを繰り返す

ハンガードリルで覚えた左手の使い方に注意し、切り返しの動きを素振りで何度も繰り返して、無意識にできるようにする。切り返しからインパクトまでの間、左手首の形をキープできるかどうかが重要。最初は形を確認しながらゆっくり行おう

<POINT> ダウンで胸をボールに近づける

【Step3】ヒールアップで左足に体重を乗せる

<POINT> 体重移動は両足の幅の中

体が左右に大きく動くと、軌道が不安定になりやすく、ボールに力を上手く伝えることができない。左かかとはあくまで下方向に踏み込み、両足の幅よりも体が左に突っ込まないように注意

練習法を動画でチェック!

月刊ゴルフダイジェスト2021年7月号より