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【開幕直前インタビュー】杉浦悠太「大ギャラリーを引き連れて大歓声に包まれる、そんな選手になりたいです」

今週、いよいよ国内男子ツアーが開幕する。若手の台頭もあり見ごたえのある試合も、魅力ある選手も増えている男子ツアー。今回は若手の注目株4人を直撃! 2人目は、昨年ダンロップフェニックスでアマチュア優勝を飾った杉浦悠太。

PHOTO/Tadashi Anezaki、Hiroaki Arihara、Hiroyuki Okazawa、Blue Sky Photos

杉浦悠太

すぎうら・ゆうた。2001年生まれ、愛知県出身。3歳でゴルフを始め、福井工大高福井卒業後、日大へ。4年時の昨年9月にABEMAツアーでアマ優勝、この資格で出場したダンロップフェニックスで史上7人目のアマ優勝を成し遂げ、その日のうちにプロ宣言

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「思い切ったプレーで、常に優勝を目指す」

杉浦の2023年は怒涛の日々だったに違いない。チャンスを逃さず、あれよあれよという間にアマ優勝までたどり着いた。しかも舞台は世界のトップ選手が出場するダンロップフェニックスだ。

「松山さんはもちろん、海外の招待選手のなかで優勝できたのは本当に自信につながりました」

本人はいたって穏やか。いつもニコニコしている。しかしもちろん、そこは勝負師。内に秘める闘志は並大抵のものではない。

今年に入り、アジアンツアーのQTファイナルで33位に入り出場権獲得。鹿児島で幼少時代からのコーチとみっちり合宿を行った。

「コーチとスウィングを見直しました。昨年からいい状態を保てているので特に大きく変えるところはなく、細かい部分を調整しています。自分で動画をチェックしますけど、自分では気づかないところをコーチが指摘してくれてありがたいですね」

今シーズンの目標は、ズバリ「賞金王」。

「最初から思い切ってプレーをして、常に優勝目指して頑張っていきたいです。今は楽しみしかない。テレビで見ていたコースすべてでプレーできるのも嬉しい。日本ツアーは全部出場する予定で、タイミングが合う週に海外にも挑戦したいです」。

目標までの距離感は?

「フェニックスのときのようなプレーを維持して1年間戦えれば可能だと思っています」

最終的には海外でプレーできる選手になりたい。

「世界に行くためにも飛距離はすごく大事。中弾道のボールで、キャリーで300Yくらいいけると海外でも戦えるのかなと思うので、トレーニングもして、振ってもケガしない体も作っています」

そしてギャラリーが多い選手にもなりたいと杉浦。

「アマチュア時代にプロの試合を観ていて、バーディを取ったら“ナイスバーディ”と拍手をもらえたり、大ギャラリーを引き連れて大きな歓声に包まれる、そういった選手になりたいと思います」

大好きなミズノカラー、中日ドラゴンズカラーのブルーを身に纏い、1年目からの活躍を誓う。

「アイアンショット、自信あるんです」

「アイアンが得意。フェニックスでもアイアンでピンを狙って優勝できた」。憧れのルーク・ドナルドとは契約クラブも同じ、体格も似ている。「あんなショットメーカーになりたいです」

週刊ゴルフダイジェスト2024年4月9日号より