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【マスターズ】ジョン・ラームが逆転で初優勝。松山英樹は16位タイ

速報
2023.04.10

<マスターズ/オーガスタナショナルGC/7545Y・パー72/4月6日~9日>

米ジョージア州オーガスタナショナルGCで行われた2023年マスターズは、最終日に2打差の2位でスタートしたジョン・ラームが逆転で悲願の同大会初優勝を果たした。

Photo by Christian Petersen/Getty Images

13番パー5が35Y延長され、史上最長の7545Yで争われた第87回マスターズ。ブルックス・ケプカが初日「65」、2日目「67」と2日間で12アンダーまでスコアを伸ばし、2020年にダスティン・ジョンソンが打ち立てた20アンダーを上回る大記録が期待されたが、終わってみれば優勝スコアは12アンダー、スペインのジョン・ラームが逆転でマスターズ初制覇を果たした。

初日こそ穏やかな好天に恵まれたオーガスタだったが、2日目、3日目と悪天候により順延となるなど過酷な環境に。そんななか、最終日に順延された第3ラウンドを終え、11アンダーの首位にケプカ、2打差の2位にラームと、予選ラウンドでスコアを稼いだ2人が最終組で最終ラウンドを迎えた。

天候は回復したものの、最終ラウンドは強い風が選手を苦しめ、思うようにスコアが伸びない。そんななか、1アンダー20位タイからスタートしたフィル・ミケルソンとジョーダン・スピースがそれぞれ「65」「66」と大きくスコアを伸ばし、パトロンたちの喝采を浴びた。

単独首位から出たケプカは、前半で3つのボギーを打ち、3番、8番でバーディを奪ったラームに逆転を許す。ラームは続く9番をボギーとするも、終始安定したティーショットとパッティングで首位を譲らず、2位に4打差をつけて最終ホールを迎える。

18番のティーショットを大きく左に曲げたラームだったが、ボールは木に跳ね返りフェアウェイへ。2打目を安全にガードバンカー手前に刻むと、3打目をピンにピタリとつけ、見事パーをセーブ。

祖国の英雄、セベ・バレステロスの誕生日でもある4月9日に、スペイン勢として4人目となるマスターズ制覇を成し遂げた。

8アンダーの2位には、ケプカと、この日のベストスコアを叩き出した52歳のミケルソンが入った。6打差の5位タイから出た松山英樹は終盤でスコアを落とし、トータル2アンダー16位タイで大会を終えた。

<2023マスターズ 最終成績>
1位 ジョン・ラーム -12
2位T フィル・ミケルソン -8
2位T ブルックス・ケプカ -8
4位T ジョーダン・スピース -7
4位T パトリック・リード -7
4位T ラッセル・ヘンリー -7
7位T キャメロン・ヤング -6
7位T  ビクトル・ホブラン -6
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16位T 松山英樹 -2