ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／小山混
PHOTO／Yasuo Masuda　THANKS／武蔵野GC

セカンドがグリーン手前のバンカーにつかまってしまった萩原。うまく挽回できるか?

「グリーン上でマークして拾い上げることができるのは、本人かキャディさんだけ。ほかのプレーヤーが私の承認なしに拾い上げた場合は1罰打よ」と指摘する萩原に対し、鈴木は「ああ、そうでした!　でもこの場合、ペナルティはつかないはずですよ」と主張。果たして正しいのは?

グリーン上で同伴プレーヤーが本人の承認なしに球を拾い上げた。どうなる?

A. 1罰打
B. 罰なし

正解は……

B「罰なし」

規則に基づいてプレーヤーの球を拾い上げることができるのは、「プレーヤー本人」または「プレーヤーが承認した人」と定められている（規則14.1b。例外として、パッティンググリーン上であればキャディは承認なしに球を拾い上げることができる）。ただし、今回のように別のプレーヤー（＝外的影響）が球を拾い上げた場合でも、罰はなく、その球を元の箇所にリプレースすればよい（規則9.6）。とはいえ「プレーヤーが承認した人」と定められている以上、他のプレーヤーの球を拾い上げる際は、そのプレーヤーに声をかけ承認を得るのが望ましい。

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月6日号より

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