ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／小山混
PHOTO／Yasuo Masuda　THANKS／武蔵野GC

よく晴れた盛夏のラウンド。パー3で先に打った鈴木は見事ワンオンに成功。萩原も続けるか――?

「ボールをマークするときは、必ずボールの後ろにマーカーを置かなければいけないんですよ」と指摘する鈴木に対し、萩原は「ボールの場所をマークするのが目的だから、前でも横でも問題ないと思うけど……」と主張。果たして正しいのは?

球をマークするときに球の“横”にボールマーカーを置いて拾い上げたらどうなる?

A. 1罰打
B. 罰なし

正解は……

B「罰なし」

元の箇所にリプレースすることを要求する規則に基づいて球を拾い上げる前に、プレーヤーはその箇所をマークしなければならない。その際のマークの方法は「ボールマーカーを球の直後やすぐ近くに置く」または「クラブを球の直後やすぐ近くの地面の上にとどめておく」と規定されている（規則14.1a）。すなわち、必ずしも“球の直後”である必要はなく、今回のように球の横に置くことは問題ない。ただし、リプレースの際には必ず元の位置に戻す必要があるので、横にマークした場合は横に戻すことを忘れないようにしよう。

週刊ゴルフダイジェスト2022年8月23・30日合併号より

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