ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修／小山混
PHOTO／Yasuo Masuda　THANKS／武蔵野GC

3打目のアプローチがカップを大きくオーバーし、下りの長いパーパットを残した渥美。

「ボールが動いているときに、そのボールの動きに影響を与えるかもしれないルースインペディメントを取り除いたら2罰打になってしまうのよ」と指摘する渥美に対し、萩原は「ルースインペディメントはいつでもどこでも取り除いて問題ないはず」と主張。果たして正しいのは?

球が動いているときに、その球の動きに影響を与えそうなルースインペディメントを取り除いた。どうなる?

A. 罰なし
B. 2罰打

正解は……

B「2罰打」

石や分離した草、葉、枝などのルースインペディメントは、コース上のどこででも、罰なしに取り除くことができる。ただし例外として、動いている球（プレーヤー自身の球か他のプレーヤーの球かにかかわらず）に影響を及ぼす可能性のあるルースインペディメントを故意に取り除くことは認められておらず、違反したら2罰打となる。今回のケースも、球が落ち葉に触れたら球の転がりに影響が出るため、落ち葉を拾い上げることはできず、拾い上げた者に2罰打が科せられる。球を打つ前や、打ち終わって球が止まったあとに取り除くのは問題ない。なお「取り除いた旗竿」や「グリーン上に止まっている球」、「他のプレーヤーの用具」に関しては、球が動いている間でも取り除くことができる（規則11.3）。

週刊ゴルフダイジェスト2022年4月26日号より

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