Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 2年半で70台! 会社員シングルの上達法 #1「練習メニューは2つだけ。やるべきことを徹底的に絞り込みました」

2年半で70台! 会社員シングルの上達法 #1「練習メニューは2つだけ。やるべきことを徹底的に絞り込みました」

普通のサラリーマンでありながら、ゴルフを始めてわずか2年半で70台を叩き出した強者・牧行宏さん。いったいどんな工夫をして上手くなったのか?

PHOTO/ARAKISHIN THANKS/ゴルフパートナー名古屋こうのす練習場 

牧行宏さん(38歳・HC6.1)……33歳でゴルフを始め、2年半で70台を出すまでに。ベストスコアは77。商社に勤めるサラリーマン

やることを2つに絞って集中練習

GD 牧さんはどのような練習をして70台が出るようになったのですか。

牧 いろいろ考えた末、やることを2つに絞って練習してきました。簡単にいうと、ショットとパットなんですが、まずショットで徹底的にやったことは、ヘッドを走らす練習でした。

それまでは、どうしても飛ばしたい気持ちが先行してしまい、力んでヘッドが走らないから余計に飛ばないし、ダフるし、メチャクチャでした。そこで、ヘッドを走らせるドリルとして教えてもらったのが、右手3本、左手3本でつまむように握る“6本指グリップ”でした。力を入れようと思ってもまったく入らないので、ヘッドの重みを感じながら打つことができます。

このドリルで、力を入れなくてもヘッドは走るものなんだ! とわかった瞬間から、スウィングのどこで力を入れたらいいのか、逆にどのタイミングで力が入ってしまうとダメなのかが理解できました。そうすると気持ちよくヘッドを加速させてスウィングできるようになり、飛ぶし、曲がり幅が格段に減りました。


GD パットはどんな練習をしたのですか?

牧 パターマットでやってるだけなんですけど、通常のモノより短い1メートルもないものでやっています。理由は入れるというより、正しく打ち出しているかのチェックのためです。狙ったところへ打ち出せるようになってから、劇的にショートパットが入るようになって70台が出るようになりました。

牧さんのショット練習

“6本指グリップ”でヘッドの重みを感じて振る

グリップエンド側を持つことで、よりヘッドの重さを感じられるという

力を入れようと思っても入らないので、ダウンスウィングでヘッドが勝手に下りてくる

「全番手ハーフショットします

芯でとらえることを重視するためマン振りショットはしない

「練習を自撮りでずーっと録画して帰宅後に見返しています」

牧さんのパット練習

ひたすら1メートルで打ち出しチェック

パターの長さほどの短い距離で、真っすぐ打ち出すための練習をする。「トイレに行く前に必ずパット練習をするルーティンにしています」

カップを見ずにストローク

【家ルーティン1】体を整える

時間が許す限り、筋膜リリースをして体を整える

【家ルーティン2】コースの予習

就寝時に必ずコースマネジメントをする

牧さんにまだまだ質問!
Q. どれくらい練習しますか?
A. 週1~2回150球を1時間くらい打ちます

Q. 上達に必要なことは?
A. 上手いと思う人にスウィングや考え方など貪欲に聞いて吸収すること

Q. がんばれるモチベーションは?
A. 練習場に行くのも楽しいくらいゴルフが好きだし好きになったから

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月13日号より