「インパクト型」はこんなミスに注意! オススメの練習法は?
スウィング中にクラブが加速する位置によって、スウィングタイプは4つに分けられる。インパクト直前にクラブを加速させる「インパクト型」のスウィングの持ち主は、どのようなミスが出やすく、どういう練習をするとよりスウィングをブラッシュアップできるのか。フィッティングスタジオ「4plus」のフィッターにしてティーチングの資格も持つ吉川仁氏に話を聞いた。
>>ゴルファーには4つの加速タイプがある!
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スピン量が多くなりやすい
「『インパクト型』はパワーのある人に多く、インパクトで強く押し込むようなスウィングイメージの人が多いと思います。プロ野球選手なんかにも、このタイプは多いですね」
ハンドファーストのインパクトになりやすく、強い出球で飛距離を稼げるスウィングだが、それが過度になると大きなミスにつながりやすいという。
「ダウンスウィングで体が左にスライドして、上からつぶすようなスウィングになると、ドライバーでもスピン量が多くなりがち。また、振り遅れてフェースが開きやすいため、大きなスライスのミスも出やすくなります」
インパクトでヘッドを
引きずるように動かす
「上から叩くとインパクトゾーンが短くなるので、打点も安定しません。もともとタメが深かったり、ハンドファーストが強かったりするケースが多いので、少し早めにリリースする意識を持つと良いでしょう」
オススメは、右足前に置いたボールをドライバーでゆっくりと押していく練習法。
「長いインパクトゾーンを意識づける練習です。上から振り下ろすV字軌道だと、インパクトが点になるので、どうしても打点がシビアになりますし、スピン量も増えやすい。右足前からずーっとヘッドを低く長く動かすイメージを持つことで、打点が安定しやすく、かつ入射角がゆるやかになるのでスピンの少ない球を打つことができます」
ただし、ヘッドを引きずるように動かす際に、手元を先行させすぎないように注意が必要だ。
「ハンドファーストの意識が強いとヘッドが上から入りがち。適度にリリースさせながら、ヘッドを低く動かしていくようにしましょう」