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あなたの“加速ポイント”はどこ? 動画をアップするだけでスウィングタイプを無料診断!「TensorGolf」試してみよう

飛ばない、曲がる、ミスが多い……ゴルフの悩みのほとんどは、実は自分のスウィングタイプに合っていないシャフトを使っていることが原因だった!? 今回は、スウィング動画をアップするだけでAIが4つのタイプから判定してくれるスウィング診断ツール「TensorGolf」をご紹介! 診断は無料で利用できるので、さっそく試してみよう!

東京・市ヶ谷にあるフィッティングスタジオ「4plus」の吉川仁氏によると、自分に合ったクラブを見つけるためには、まず「自分を知ること」が何より大切だという。

「自分が現在どんなクラブを使っているのか、どんなスウィングをしているのか、そしてゴルフの目標は何か。私たちフィッターは、これらの情報をもとにフィッティングを行っていきます」

なかでも重要な「スウィング」の情報に関しては、4plusでは弾道計測機「トラックマン」とクラブの動きを測定できる「ギアーズ」を用いて計測・分析を行っている。

>>フィッティングってどんなことするの? アベレージゴルファーが4plusで初体験


「ギアーズのデータで最も重視しているのが、クラブがどのタイミングで加速しているか。シャフト選びでは、これがすべてと言っていいぐらい重要なポイントです」

吉川氏によると、クラブを加速させるタイミングによって、ゴルファーのスウィングタイプは4つに大別できるという。そしてその4つのスウィングタイプによって、合うシャフトがおのずと決まってくるというのだ。

クラブが加速するポイントで
スウィングは4つのタイプに分けられる

タイプ1 切り返し型

トップからの切り返しでクラブを加速させるタイプ
主なプロ:横峯さくら、原英莉花、池田勇太、ジョン・ラーム

タイプ2 中間型

ダウンスウィングの中盤でクラブを加速させるタイプ
主なプロ:松山英樹、小祝さくら、青木瀬令奈、コリン・モリカワ

タイプ3 インパクト型

インパクト直前にクラブを加速させるタイプ
主なプロ:タイガー・ウッズ、アーニー・エルス、パトリック・カントレー

タイプ4 複合型

切り返しとインパクト直前の両方でクラブを加速させるタイプ
主なプロ:石川遼、畑岡奈紗

注意したいのは、これらのタイプはあくまでその人のスウィングの特徴であり、どのタイプだから良いor悪いというものではないということ。現にトッププロでもそれぞれタイプは分かれる。

しかし、そもそも「ギアーズ」を導入しているフィッティングスタジオはまだ少なく、ゴルファーが自分の「加速タイプ」を客観的に知ることは難しい。そこで登場したのが、「TensorGolf」というツールだ。

「TensorGolf」なら動画をアップするだけで
加速タイプが診断できる

やり方は簡単。iPhoneやiPadなどで撮影したスウィング動画をウェブ上でアップロードするだけ。ものの1分程度でAIが加速タイプを自動で判別し、あなたのスウィングタイプが4つのうちのどれか、診断結果を表示してくれる。

自分に合ったクラブや練習法を見つけるには、まず「自分を知る」ことから。さっそくTensorGolfで自分のスウィングタイプを診断してみよう!


アップロードする動画の撮影にはいくつか注意点がある。

●秒間120フレーム(120fps)で撮影した動画であること
正しい診断結果を得るにはiPhoneまたはiPadでの撮影が推奨されている。iPhoneまたはiPadのスロー動画で撮影することで、自動的に120fpsで撮影される。

●インドア練習場など屋内で撮影した動画であること
屋内を前提として開発されているため、現状では屋外で撮影した動画は正しく診断できない可能性がある。インドアの練習場などで、背景にプレーヤー以外の動きのある物体が映り込まないように注意が必要。

●撮影は右斜め後方から
スウィング中のクラブの速度を計測するため、完全な後方からでは適切な数値が得られない。撮影は右斜め後方(体の正面が見える角度)から行う必要がある。またスウィング中にクラブヘッドが画角から切れないよう、十分な距離を取って撮影する必要がある。

>>撮影時の注意点、詳細は上記の診断ページ内にございます

撮影は基本iPhoneまたはiPadで行う必要があり、また屋外での撮影では正しい診断結果が得られない可能性があるなど、まだまだ改善すべき課題も多い「TensorGolf」。今回Myゴルフダイジェスト会員向けに診断ツールを無償で利用できるようにしてくれた背景には、少しでも多くの事例を集めてさらなる精度向上につなげたいという思いもある。まだ完成版でないことをご理解いただいたうえで、自身のスウィングを理解するための参考としてご活用いただくと同時に、撮った動画を気軽にアップロードするなど自由に活用してもらうことで、このツールの精度向上に向けご協力を賜りたい。