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【ぶ厚いインパクトを手に入れる!】#4 より質の高いドローへ。上田桃子が語る2つの改造ポイント

ツアー16勝の上田桃子も、辻村明志コーチのもとでより質の高いレベルブローを求めスウィング改造に取り組んでいるという。上田が現在意識している2つのポイントとは?

PHOTO/Takanori Miki、Kazuo Iwamura THANKS/鎌ヶ谷CC

上田桃子

うえだももこ。1986年生まれ、熊本県出身。14年から辻村コーチに師事する。21年のパナソニックオープンレディースで2年ぶりの優勝を挙げた。ツアー通算16勝

●CONTENTS●
#1 ぶ厚いインパクトの必須条件
#2 真っすぐ長く押すためのイメージ作り
#3 低く長いヘッド軌道は「おへそ」で作る!?
#4 上田桃子
が語る2つの重要ポイント

インサイドアッパーから
レベルブローへ

2年前からコーチの辻村明志と相談し、飛距離と安定性を高めるべく、インパクトゾーンのヘッド軌道をレベルにするためのスウィング改造に取り組んでいるという上田。

「最大のメリットは、打点が安定することです。それによって距離感も合うし、結果的にパワーロスが少ないので、飛距離も伸びています。『下から回っていける』のも良いですね」


“下”とは足のこと。レベル軌道を実現するには、足に引っ張られ骨盤が回り、体幹、腕へと連鎖していく動きが不可欠だからだ。

そして上田が注意しているのが「クラブを立てて下ろすこと」。もともとインから入れるタイプの上田にとって、シャフトが寝て下りると振り遅れやすくなる。ある程度シャフトが立った状態で下ろしてくる意識を持つことで、オンプレーンに下ろしやすくなるというわけだ。

まだ完璧ではないものの、徐々に理想に近づいてきているという上田。新シーズンでのさらなる活躍が楽しみだ。

Point 1
左足をしっかり踏み左肩を低くキープ

19年以前は、切り返し以降、左肩が上がりながら回ることで軌道がインサイドアッパーになりやすく、右プッシュしないよう、インパクトで“調整”していた。左肩を低く保つ意識を持つことで、レベルブローに振りやすくなった

Point 2
シャフトを立てた状態で下ろしてくる

「もともとインから入れていくタイプ」という上田だが、ここでシャフトが寝ると、体が開き、振り遅れがち。シャフトが立った状態で下りることで、体が開かず手先の調整する必要もなくなる

これぞぶ厚いインパクト!
上田桃子の1Wスウィング

切り返し以降、左足をしっかり踏み込み、左肩が低い位置をキープした状態でインパクトを迎えている。「背骨に対し、肩は垂直に回る」という辻村コーチの教えを忠実に再現している

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月8日号より