【教えて! なっち先生】Vol.68 飛距離アップにつながるワイドなバックスウィングとは?
大谷奈千代のイラストレッスン
飛距離を伸ばすには、体をひねり、大きなバックスウィングを作ることが重要になる。そのために必要な体の使い方を、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう!

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- スウィングの安定感を上げるために大切なことのひとつが「リズム」だ。上半身と下半身の捻転差が生まれるというオススメのスウィングリズムの取り方を、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう! 昔からスウィングリズムは重要視されていた。オールド・トム・モリスの時代から、チック・タックのリズムで振ることを「クロックワーク・スウィン……
Lesson 68
飛距離アップにつながるバックスウィングとは?
飛ばすためには、体をしっかり使うことが大切です。バックスウィングで体をしっかりひねって、ワイド(大きく)にクラブを上げて、下半身リードによってナロー(近く)に振り抜いてスウィングするのがいい形ですが、飛距離をロスしている人は、バックスウィングですでにエネルギーをロスしています。
正しいバックスウィングの動作は、アドレスで構えたときにできた肩と腕の三角形を保ったまま、体を回してトップを迎えることです。
しかし、器用な人ほど、手や腕を使い過ぎてしまうため、肩と腕の三角形を保つことができません。その結果、右ひじを引いてクラブを持ち上げ、トップでわきが空いた形(フライングエルボー)になってしまいます。
この状態では、体の回転が足りないままトップを迎えることになります。
体の回転が足りていない部分は胸(胸付近の脊椎)です。胸の回転が不足したトップでは、すでに上体が突っ込んでいるのと同じ状態になってしまいます。その結果、上体がかぶったままインパクトを迎えることになり、クラブが外側から入るアウトサイドイン軌道になるのです。
アウトサイドイン軌道でフェースが真っすぐ向いたままボールに当たると、ボールは左に飛んで行ってしまいますし、フェースが開くとスライスボールになるので、左右どちらにもボールが曲がることになります。
こういったことから、真っすぐ遠くにボールを飛ばすためには、胸の回転不足を解消することが大切なんです!

腕と肩の三角形の
シルエットをキープする
下のイラストのように、ハーフウェイバックのポジションで腕と肩の三角形を保ったまま胸を回すことができると理想的な形になります。しかし、腕の運動量が多過ぎる人は、イラストの左のように右ひじを引いてクラブを持ち上げてしまう傾向があるので注意が必要です。

この形になってしまうと、胸が回っていないので腕の運動量が多くなり、手打ちの原因となってしまいます。
バックスウィングで腕が動き過ぎているのは、右ひじの引けの部分です。腕の運動量を減らして、体の運動量を増やしていきましょう!
右ひじの下に左手の甲を添えて構えて、バックスウィングを行います。このとき、構えたときにできた右ひじが左手の甲を押さないように注意しましょう(下のイラスト左、真ん中)。

その形を保ったまま胸を回すことができれば、右ひじは結果的に体の中に入ってもインサイドからの軌道を確保できます(上のイラスト、真ん中)。
最後に、左手を右手に添えてトップの完成です(上のイラスト、右)。トップでクラブが遠く感じたらこのドリルは大成功です!
筋肉はゴムの性質があるので伸びて縮んだほうが、エネルギーが効率よく発揮されて飛距離アップにも効果的です。
バックスウィングでしっかり胸を回すことができれば、ダウンスウィング以降も胸が右を向いた状態でクラブが下りてくるので、クラブがプレーンに乗って体が使えるスウィングになります。ぜひ、力強いトップを習得してみてください!

大谷奈千代
1984年、神戸市出身。JLPGAトーナメントプロ&ティーチングA級。関西を中心にレッスン活動を行う
週刊ゴルフダイジェスト2026年8月11日号より


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