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【ウェッジ研究】芯に当たりやすく、再現性の高いアプローチができるウェッジ。タイトリスト「ボーケイSM8」

ハイテク技術を投入し飛躍的な進化を遂げるドライバー。だが、見た目は大きく変わらないがドライバー並みの進化を感じられるウェッジが登場した。

試打・解説】堀越良和
週刊ゴルフダイジェストの「ギアログ」でお馴染み。クラブに造詣が深いプロゴルファー

シンプルで美しいバックフェース

フェースがインパクトでスクェアに戻る

ツアーナンバー1ウェッジとして絶大な人気を誇るボーケイ「SM」シリーズからの新モデル。

打感、弾道、安定性、すべてが進化し、プロだけではなく、すべてのゴルファーによりよいウェッジ ショットを打たせるために誕生した「SM8」。

構えやすくなった「ふところ」

重心を旧モデルと同じ高さのまま浅く設定することで、インパクトの安定性が飛躍的に向上。

つまり、このウェッジを使いさえすれば、何度打 っても理想のインパクトでボールをとらえることができて、距離感もボールの落とし所も、落ちてからの転がりもすべてイメージどおりに再現しやすいということを狙ったモデルだ。

きっちりスピンが入るフェースと溝

インパクトが安定する究極の重量配分

「素振りをして弾道のイメージを出してボールを打つ。1球目から思いどおりのアプローチができてしまう。とにかく手に取って打ってほしいですね。打てば必ず違いがわかります」と堀越良和プロも太鼓判。

SM8の特徴①
芯に当たるから距離感が合う

堀越 芯に当てやすいというより、自然と芯に当たってくれる。そのおかげでフィーリングが最高なうえに、距離感と弾道のイメージがぴったりマッチします。フルショットしても弾道の高さが揃いますね。

SM8の特徴②
ラフからでもミスが出にくい

堀越 旧モデルではフェースの上側に当たってスピンがかからないポッコンが出ることがありましたが、「SM8」ではそれが出にくい。ライに関係なく、しっかりとスピンがかかってくれます。

SM8の特徴③
ふところの作りが絶妙

堀越 ソケットからだんだん細くなってフェースへ。ネックとのつながり部分がスッキリしてとても構えやすくなりました。これは見た目だけでなく、ラフからの抜けの良さにもつながっています。

SM8の特徴④
ヒール側のバウンスが利いている

堀越 ヒール側のバウンスがしっかりあって、フェースも開いたときも開かないときも利いてくれます。芝が薄いときやライが悪いときでも、より安心して打てるようになりました。

ソールは6種類

左からFグラインド、Sグラインド、Kグラインド

左からMグラインド、Lグラインド、Dグラインド

万能タイプの「S」、基本形の「F」、開かなくてもバウンスが利く「K」、フェースを開きやすい「M」。「L」と「D」はソールが同じでバウンスが異なると考えよう。

タイトリスト
ボーケイ・デザインSM8
ロフトは46度から62度まで 2度刻みで用意。シャフトは「ダイナミックゴールド」、「N.S.PRO 950GH neo」、「N.S.PRO モーダス3 TOUR105」 の3種類

プロと同じスペックが使えて、毎回ピンに寄るアプローチができるなんて夢のようだが、それができるウェッジ。「SM8」はスコアメークの要となってくれるだろう。

週刊GD2020年3月17日号より