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カーボンフェースなのに軟らか打感で音がいい!テーラーメイドの新ドライバー「ステルス」の全貌が明らかに!

1月12日、テーラーメイドの新製品発表会が都内で行われ、噂のニュードライバー「STEALTH(ステルス)」の詳細が明かされた。

先日のPNC選手権で実戦復帰を果たしたタイガー・ウッズが使用するなど、発表前から話題を集めていたテーラーメイドのニュードライバー「ステルス」。赤いフェースが印象的なこのモデルは、いったいどんなクラブなのか?

テーラーメイドによると、この「ステルス」シリーズは、これまでの「メタルウッド」の時代に終止符を打ち、新たに「カーボンウッド」の時代を切り拓くものだという。現在主流になっているカーボンコンポジットのヘッドは、クラウンやソールはカーボンでも、フェースにはチタンが用いられているのが一般的。カーボンは「軽くて強い」という特徴がありながらも、耐久性や打感・打音の面で劣るとされてきたからだ。

しかし今回の「ステルス」は、そうしたカーボンフェースのデメリットをすべて解消。2000年から水面下で秘密裏に進められていたというカーボンヘッド開発が、2022年の今年、ついに実を結び、大々的なデビューへと至ったわけだ。ステルス(Stealth=内密)という名前もこうした開発ストーリーに由来するという。

カーボンフェースというと、なんとなく「打感が硬い」「音が悪い」という印象を受けるが、「ボールを掴んでいる感じ」(コリン・モリカワ)「やさしい感じで軟らかい」(松森彩夏)と、試打したプロたちは口々にその打感の良さを語る。音に関しても、専用のサウンドエンジニアリングチームが研究を重ね、爽快な響きを持つ打音を実現。カーボンフェースと知らずに手渡されたPGAツアー選手たちも、打音に関してまったく違和感を覚えていなかったという。

カーボンシートを60層にすることで課題の耐久性もクリア。表面のポリマーコーティングとナノレベルの表面加工により適正なスピン量を実現した

軽いカーボン素材の採用により、チタンフェースの半分近い24gという軽さを実現。その分の余剰重量をヘッド後方に回すことで、高い慣性モーメントを実現し、ミスヒットに強くなっているという。

フェース面の「赤」に関しては違和感があるのでは? と思われたが、登壇したプロたちは「黒いクラウンに赤いフェースが映えて構えやすい。赤が際立って見えるので方向性を取りやすい」(永峰咲希)「違和感なくスッと構えられていいイメージが湧いた」(石坂友宏)と、むしろ好印象な様子。

クラウンはシンプルな黒。そこにフェースの赤が映え、アラインメントが取りやすい

「新しい時代に一歩踏み出そうというときは、凄い力を持って一歩踏み出したい。そういう思いを込めてこの情熱的な赤を選んだ」と言うのはプロダクト責任者の高橋伸忠氏。奇しくも2022年、再復活を図ろうとしているタイガーの勝負服も赤。ニュードライバー「ステルス」とともに、何か凄いことを起こしてくれそうな気がしてならない。

新たにテーラーメイドと契約した鶴岡果恋(写真右)を含め、国内男女ツアーの7選手が登壇した

ドライバーは3タイプ
レディースもラインナップ

ドライバーは通常の「ステルス」に加え、重心位置を変更できる「スライディングウェイトシステム」を搭載した「ステルス プラス」(セレクトフィットストア限定)、より球をつかまえやすい「ステルス HD」の3タイプを用意。さらにレディースモデルの「ステルス ウィメンズ ドライバー」もラインナップされている。発売は2月4日を予定。

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