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【ツアーでみっけ!】158㎝で平均290Y! 比嘉一貴を優勝に導いた新ドライバーが気になる

PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Hiroaki Arihara

先日のセガサミーカップでツアー2勝目を飾った比嘉一貴。その手に握られていたドライバーは、発売前のプロトタイプ。果たしてどんなクラブなのか。

ちょうど2年前のKBCオーガスタで初優勝を飾った比嘉。2勝目までには少し時間がかかってしまったが

「もちろん早く2勝目がしたかった。すぐできる自信もあって、そのあとも試合でチャンスがあった。東海クラシックや日本オープンなど、優勝が狙える位置にいたんですが、最終日に気合が入りすぎて自滅して。その経験もあって、先週は最終日も落ち着いてできたかなと。もう少し早く勝てたかなというのはありますが、決して無駄な時間ではなかったと思います」

身長158㎝ながら、優勝したセガサミーでのドライビングディスタンスは290.5Y。フェアウェイキープ率も71.4%と、飛んで曲がらないドライバーで大会タイ記録の通算20アンダーを叩き出した。

そんな比嘉のドライバーを見ると、ネック付近に「B1」と書かれている。新製品のプロトタイプらしいが……。

ソール後方にはウェートがついており、ポジションを5段階で変えられるようだ

「福島オープンで替えて、そのまま使っています。1発目の打感で決めました。(打った感触と)球が一致しない気持ち悪さがなく、打った感覚通りの球が出て、第一印象がよかった。球もよく伸びてくれます。気持ちよく振ると、自然といいドローが出ます」

今週は福岡の芥屋GCで行われるKBCオーガスタ。2年前に26アンダーという驚異的なスコアを叩き出した比嘉だが、その影響で距離が伸び、コースはさらに難度を増した。

「この1年ぐらい、芥屋を回ったというプロから苦情が来て、『僕のせいだ』と(笑)。すごくいいコースで、グリーンの状態もいい。2年前は雨で軟らかかったけど、今回は硬い。いつもの苦手な芥屋だなと。距離も長いし、今週の目標は予選通過です。それぐらいのセッティング」

そう謙遜する比嘉だが、新たな相棒を手に、コースセッティングをさらに見直させてしまうような圧勝劇を見せてくれるのか。コースとの闘いに注目だ。

取材●服部謙二郎(週刊ゴルフダイジェスト)