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【マイギアを語ろう】「クラブが仕事をしてくれるから、ラクに真っすぐ飛ばせる!」髙木優奈の14本セッティング

自身の道具へのこだわりを、プロ自らが語る連載「マイクラブ マイギアを語ろう」。今回は、昨年6度目の挑戦にしてプロテストに合格した髙木優奈のクラブセッティングをご紹介!

TEXT/Hikaru Togawa PHOTO/Tsukasa Kobayashi

髙木優奈 1998年生まれ、神奈川県出身。2023年のプロテストに4位で合格し、同年の新人戦を制した。19年には下部ツアー「ANA PRINCESS CUP」で初優勝を挙げている

“小ぶりでスッキリ”
FWの顔が基準です

ヤマハのクラブを使うことになった一番のきっかけはFW、と語る髙木優奈。

「2022年にヤマハのクラブをテストしたときにすごく良くて。今も使っている3番と7番は顔がめちゃくちゃいいんです! 昨年、新しいモデルのFWをテストして、ちゃんと距離は出るし、打ち心地も良かった。でも、どうしても前のモデルの顔が好きで、離れられなくて、新しいモデルに替えられずにいます(笑)」

FWは上手くフェースに当たらなかったりと、元々苦手クラブだったという。

「でも、この『RMX VD』に替えてからすごく良くなりました。楽に球が上がるし曲がらない。このクラブで曲がったら自分がダメなんだな、と思うほど性能面も抜群です」

フェアウェイウッド
ヤマハ「RMX VD 2022」

「他の番手でも同様ですが、シャープな顔が好きで、かぶり感もないところがいい。振りやすいし、よく飛ぶし、当分替えません」(髙木)

ドライバー
ヤマハ「RMX VD/M」

高弾道で飛ぶ! テスト投入で新人戦優勝
「12月にあまりフィッティングする時間もなかったけど、1球打って、いいなと思って即投入。小ぶりな顔も好みだし、打球が上がるようになって、飛距離が伸びました」

パター
ピン「VAULT 2.0」

繊細なタッチが出せてミスもわかりやすい
「2年前からこのモデルを使っています。小ぶりでタッチが合う、自分のミスかどうかがわかりやすい。大きいヘッドは真っすぐ打てるけど繊細なタッチは出せないんです」(髙木)

シャープな見た目で
やさしく飛ばせる

「自分がクラブを使って打つというよりは、クラブ自体が仕事してくれるのが好きです。振るだけで上手くいってくれたら、それが一番。昔は手を使って自分で操作するタイプでしたが、それを下半身主導とか、自分で扱わないという感じにしました。それが今のクラブにはまっていると思います」

アイアンは昨年の5月から愛用中。

「ロフトをいじらなくても飛ぶから、素の顔のまま使えます。中空構造っぽい感じで飛んでいくのに、見た目はボテッとしていない。ミスヒットをしてもそう感じないくらい簡単で、打った感触がイマイチでも結果は許容範囲なことが多い。自分では真芯で打っているつもりでも、やっぱりズレるときがあるんですが、それでも距離はあまり落ちないし、方向性も悪くならない。性能抜群です(笑)」

アイアン
ヤマハ「RMX VD/M」

ツアー系ディスタンスモデル
藤田寛之も愛用する、飛距離重視タイプ。軟鉄鍛造本体にばね鋼フェースを溶接。深重心化と高初速エリア拡大で寛容性を高めている

9Iでスウィングの基本を作ります!

「以前のモデルは少しロフトを立てていたけど、グースっぽく見えていた。これはいじらなくても飛ぶし、構えやすいです」

バックフェースのカッコ良さもオススメ

「バックフェースのデザインは構えやすさには関係ないけど、このカッコ良さも私からのオススメポイントです(笑)」

髙木優奈の14本セッティング

髙木優奈 クラブセッティング
髙木優奈 クラブスペック
※飛距離はキャリーの数値

月刊ゴルフダイジェスト2024年4月号より

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  • 渋野日向子、畑岡奈紗、勝みなみ、原英莉花らと同じ“黄金世代”の髙木優奈。同期が国内外で活躍しているなか、プロテストには落ち続けながらもステップ・アップ・ツアーで優勝するなど結果を残していた。だが、制度改正でJLPGA会員以外は試合に出られなくなってしまう。活路をオーストラリアへ求めた昨年、6回目の受験でプロテストに合格した。遅れてきた“黄金世代”が今年、新たなスタートを切る! PHOTO/……