【ギア選びのウソホント】Vol.173 ボーケイSM10の46度ウェッジ。確かにコントロール性が高い!
![](https://my-golfdigest.jp/wp-content/uploads/2021/04/5a87e2f1b6de5153a6c3ba95587c019c-1.jpg)
「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!
![](https://my-golfdigest.jp/wp-content/uploads/2024/02/WGD2402270305_gear_GD0034403248-1024x683.jpg)
アイアンセットのPWの代わりに、46度ウェッジを使用する。PGAツアーで流行っている理由が、先日ウェッジのフィッティングを受けてみて改めてわかりました。私は普段アイアンセットの46度PWを使用していますが、フィッターに提案されたのがボーケイ「SM10」の46度ウェッジ。
試打する前は「単品ウェッジはつかまりすぎるのでは?」「スピン量が増えて、飛ばないのでは?」などと思っていたのですが、実際に試打・計測してみると、PWも46度ウェッジも飛距離はほぼ変わらない。本来、アイアンセットのPWより単品ウェッジのほうが高い位置に重心があり、重心より下でボールが当たることで、スピン量が増えるようになっています。だから、グリーンで止まりやすいけれど、飛距離は落ちる、という考え方でした。ところが「SM10」の46度ウェッジは、アゲンストの強い状況下での試打でも飛距離はPWと変わらず、さらに高い球、低い球など打ち分けやすい。
懸念していた「つかまりすぎ」がないのも、重心設計やバウンス形状によるものなのでしょう。非常にコントロール性の高さを感じた46度ウェッジ。ラフやシビアなライに対処する必要のあるPGAツアー選手が好むのも納得です。
![堀越良和](https://my-golfdigest.jp/wp-content/uploads/2021/04/GD0022633495.jpg)
堀越良和
ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」
週刊ゴルフダイジェスト2024年2月27日・3月5日合併号より