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カーボン効果で“三角ネック”がさらに進化! テーラーメイド「TPトラス」パターが早くも女子ツアーで支持されている理由【ギアプロ】

数年前から国内女子ツアーを席巻してきたテーラーメイドの三角パター「トラス」が、さらに進化。新たにカーボンコンポジットトラスホーゼルを搭載し、今まで以上にミスに強くなり打感も向上。すでにツアーでも使用プロが増えている!

PHOTO/Tomoya Nomura、Shinji Osawa、Tadashi Anezaki THANKS/GOLF PLACE

テーラーメイド TPトラスパター
勝又崇之

試打&解説/勝又崇之

専修大学卒業後の08年プロテストで木下裕太、片岡大育らを抑えトップ合格。本格的にレッスン活動を行う前から研究を重ねてきた自他ともに認めるギアオタク。現在は「GOLFPLACE」でレッスンを行う

剛性が高く
さらにブレない

「国内女子ツアーですでに使っている選手がいますね。ネックに黒いパーツがあって、これまでの『トラス』とは何か違うと思っていましたが、カーボンだったんですね」と勝又プロ。編集部で調べたところ、6月のサントリーレディスでは出場120名中、三角ネックの「トラス」パター使用選手は25名、そのうち9名が新しい「TP TRUSS」だった。

「前モデルよりも三角ネックが大きく、がっしりした気がします。ただ、そのままだとネックが重くなるので重心位置が高くなってしまう。だからネックをくり抜いてカーボンを入れて調整しているのでしょう。初代から前モデルまで、三角ネックはヘッドがブレにくいのが特徴でしたが、新しい『TP TRUSS』は剛性が高まって、さらにブレなくなっています。トウ寄り、ヒール寄りに芯を外しても、ヘッドがブレずにほぼ同じ球になる。ブレード型でも、限りなくフェースバランスに近く、ヘッドが開閉しにくいので安定したストロークができます。またカーボンで衝撃吸収材を挟んでいるので、マイルドなインパクトのなかにも芯を感じられ、打感がボケないので、しっかりと打てます。ヘッドとネック、シャフトに一体感があり、ヘッド全体の重さで思った所に打ち出せる。形状も7タイプ用意されているので、構えやすさ、ストロークのしやすさ、見た目の好みで選べます」(勝又)

パターもカーボン複合構造の時代に

●ヘッド素材
303ステンレススチールを採用し、マイルドな打感と落ち着いた打音。高級感のあるハイドロブラスト仕上げ

●ホーゼル
ホーゼル中心部を大きくくり抜き、衝撃吸収材をカーボンで挟み込んだ「カーボンコンポジットトラスホーゼル」。重心位置を最適化し、インパクト時の衝撃を吸収。心地良い打感と打音を生み出す

●インサート
複合素材からなる「PURE ROLL」インサートにより、ソフトでマイルドな打感。45度の角度で下向きに入った溝が、効率的な順回転を生み出す

ブレード型 4タイプ

<主な使用プロ>

渡邉彩香 トラスパター

渡邉彩香
「B4TH」

仲宗根澄香 トラスパター

仲宗根澄香
「B3TH」

大城さつき トラスパター

大城さつき
「B1TC」

永峰咲希 トラスパター

永峰咲希
「B3TH」

マレット型 3タイプ

<主な使用プロ>

エイミー・コガ トラスパター

エイミー・コガ
「M2TH」

堀琴音 トラスパター

堀 琴音
「M4TH」

泉田琴菜 トラスパター

泉田琴菜
「M4TH」

週刊ゴルフダイジェスト2023年7月18日号より