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【ゴルフせんとや生まれけむ】野沢道生<後編>「髪のためにはメッシュキャップで」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きカリスマヘアスタイリストの野沢道生氏

前回のお話はこちら

仕事柄プロゴルファーの方と知り合う機会も多く、なかでも横田真一プロや片山晋呉プロとはプライベートで食事に行ったりして仲良くさせてもらっています。

あるとき、横田プロにスウィングを見てもらったことがありました。ちょうどボールが思うように当たらなくていろいろと悩んでいたときだったのですが、横田プロは僕のスウィングを見て「野沢さん、スウィングは今のままで変えなくてもいいですよ。クラブを直してあげますから」と言って僕のクラブを調整してくれました。すると、めちゃくちゃ当たるようになって、自分でもビックリするくらいのいい球筋が出るようになりました。そのとき、やっぱりプロの知識と技術はすごいなあと思いましたね。

でも、しばらくするとまたダメになっちゃうんですよ。これってきっと、チェックしてもらったときから僕のスウィングが微妙に変わってしまっていて、せっかく直してくれたクラブが合わなくなっちゃっているんでしょうね。結局これの繰り返しでなかなかうまくならないんです。ホントにゴルフは奥が深いです。


プロゴルファーといえば、ここ数年、女子が盛り上がってますよね。若くて可愛くってオシャレな選手が次から次へと出てきて驚くほどですよね。

まだ僕がゴルフを始める前、名前は言えませんが、お店にある女子プロゴルファーの方が来てくださっていました。ある日その方が「私、女子プロなんですよ」とおっしゃったんです。彼女は体がしっかりした感じの方だったので、うっかり「どちらの団体の方ですか」と聞いてしまったことがあります。はい「女子プロ」というのをプロレスラーだと思ってしまったんです。その方は僕が冗談を言ったと思って笑っていましたけど、実は僕、そのときは本気だったんです。今では考えられないことですよね。

さて、僕ももうすぐ還暦を迎えます。これからの僕のゴルフに関する夢は、楽しみながら一生付き合っていくということ。ゴルフほど面白いものはほかにはないですから。それに、ゴルフの後の焼き肉とビールのおいしいこと! 僕にとってこの3つは切り離すことのできない、常にセットにしておきたいスペシャルな組み合わせなんですよ。

ただ、最近、僕には大きな悩みが1つあります。それはシャンクが出て止まらなくなる日があるということなんですよ。なんなんですかね、シャンクを打ってしまった時の、あの残念な気分は。「なんでここでシャンクが出るの」と本当に落ち込んでしまいます。OBのほうがまだ許せますよ。というわけで、シャンクが出て落ち込むことがなくなることも夢かもしれないです(笑)。

最後に、読者の皆さんに美容師としての僕からのアドバイスを。プレー中はバイザーではなく、キャップをかぶるようにしましょう。紫外線は肌はもちろん髪にも良くありませんし、頭皮が日に焼けると、抜け毛の原因にもなってしまいますから。ただ、メッシュになっていないキャップはムレるので、それも要注意。通気性のいいキャップがオススメです。

野沢道生

1963年、東京都生まれ。ヘアサロン「MICHIO NOZAWA」CEO。独自の美容理論で流行のヘアスタイルを次々と生み出してきた元祖カリスマヘアスタイリスト。その人の個性を生かした表現力の高い「似合わせの達人」として有名。ベストスコア76

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月18日号より