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【ゴルフせんとや生まれけむ】おぼん<後編>「不器用だからこそ人一倍練習しました」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は前回に引き続き、お笑い芸人のおぼん氏。

前回のお話はこちら

ボクのスウィングの特徴はトップがすごく小さいこと。PGA会長の倉本(昌弘)プロもトップがコンパクトだけどあれより小さいですね。若い頃からそうでした。それで飛距離はちゃんと出る。高校時代に100メートルを11秒台で走っていたから下半身のバネが強いんでしょうね。

それとボクは昔から、やると決めたことは努力を惜しまないタイプで、野球もゴルフもタップダンスも一切努力を惜しまなかった。なぜかって、不器用だからです。不器用だから練習する。だから70歳を過ぎても飛ばせるし、楽しめる。器用だと練習しないから歳を取ったらできなくなる。不器用だから人一倍練習して、お金も多く使ったけど、いまでもちゃんとゴルフをできるのは不器用だったお陰ですね。


ホールインワンは1回だけ。北海道の札幌後楽園CCで40歳の頃でしたね。営業で行ったとき、風速20メートル前後の強風が吹いていて、7番アイアンで右に打ち出したボールが、ギューンとフックで戻ってきて直接カップインした。「おー、戻ってきたぞ、ガシャーン」ですよ。まさに直接カップインでした。自分のホールインワンはその1回きりだけど、人のホールインワンには3~4回立ち会っている。歌手の三條正人さんがホールインワンしたときも同伴していました。

ゴルフでお世話になった人といえば、何といっても小野ヤスシさんです。小野さんのゴルフコンペの表彰式の司会は絶妙で、元NHKアナの草野仁さんが「私はNHK出身で司会については自信があるけれども、ゴルフコンペの司会だけは小野さんに絶対勝てません」とおっしゃっていたくらいです。小野さんは同じ事務所の大先輩でもあったけど、いろいろな人を惜しみなく紹介してくれました。ボクの司会の間の取り方などは小野さんに学んだんです。

ゴルフをやってよかったこと? 小野さんも含めていい人に巡り会ったことですね。ゴルフをやる人はどの業界でも一流というかレベルの高い人たちでしょう。コンペに呼んでもらって、一見「さえないおっさんやな」と思って、名刺を見たら大企業の会長さんやったみたいなこともある。そういう人と1日一緒にいると、やっぱり親しくなりますよね。それでイベントのときにチケットをお願いすると二つ返事で買ってくれたりする。そんな人と知り合えるのは、ボクらゴルフしかないんですね。だからボクはゴルフでずいぶん交際の輪が広がって、チケットを買ってもらったりだけじゃなく(笑)、人間的に成長させてもらったなと思っているんですよ。

まあ人生と同じで、ゴルフではいいことも悪いこともあってプラマイゼロかなと思うけど、それでもゴルフはやってよかった。ボクの人生に彩りを添えてくれたなと思っているんですよ(笑)。

おぼん

1949年生まれ。大阪出身。お笑いコンビ「おぼん・こぼん」のボケ担当。1965年にコンビ結成。80年NTV「お笑いスター誕生」で10週連続勝ち抜き、グランプリを受賞して一躍スターダムに。近年は浅草東洋館を中心に演芸場などの出演が多い。最近では『水曜日のダウンタウン』の「コンビ仲直り企画」の影響でブレーク中

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月8日号より