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【ゴルフせんとや生まれけむ】森咲智美<前編>「こんなに楽しいことを、なんで今までやってこなかったんだろう」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、グラビアアイドルの森咲智美さん。

このコーナーってゴルフをもう何十年もやっていらっしゃるとか、平気で70台で回られるような方がたくさん出ていらっしゃるじゃないですか。でも、私、最初に正直に言っちゃいますが、コースに出始めたのは今年の春からなんです。ヘタです。ごめんなさい(笑)。

始めたきっかけはゲームなんですよ。コロナでなかなか外に出かけられないときは、家でゲームをしていることが多いんです。いろいろやってみましたが、そのなかでハマったのが「みんなのゴルフ」だったんです。

ゴルフってゲームでもこんなに夢中になるんだから、実際にやったら面白いんだろうなあと思っていたら、チャンス到来。事務所の社長が、私が「みんゴル」にハマっているのを知って「それならほんとのコースに出よう。1カ月後がラウンドデビューだから、それまでにちゃんと準備して」と言ってくれて。大慌てでゴルフショップにクラブを買いに行ったら、スクールが併設されていたので4回通ってデビューに備えることにしました。


スクールに通うまではクラブを握ったこともなかったですし、1回目はまったくといっていいほど当たりませんでした。でも、学生時代にバドミントンやソフトボールをやっていたのが良かったのか、1回ごとに当たるようになって、先生も「センスがある」って褒めてくれて、その気になって(笑)。「なんとかなるかな」と思って、いざコースに出たら167という大叩きで撃沈です。

プレーしたのは千葉にあるブリストルヒルGCでした。後で詳しい人に聞いたら、そこは山あり谷あり池ありの戦略性に富んだコースで、初心者も初心者、初めての私にはちょっと荷が重い、難易度の高いコースなんですってね。ちっとも知りませんでしたー(笑)。

行く前はゴルフって優雅なスポーツだろうと勝手に想像していましたけど、実際は1日中、クラブを持って右に左にとひたすら走り回っていました。でも、本当に楽しくて、こんなに楽しいことをなんで今までやってこなかったんだろうと心の底から後悔しましたね。

都会ではとうてい味わえないような美しい緑の中で1日中過ごして、身も心もリフレッシュできましたし、お昼の食事もおいしかったし、可愛いゴルフウェアでおしゃれを楽しんだりと、いいこと尽くし! 走り回ったこと以外は、ですが(笑)。それに、ゴルフは同伴者と朝から夕方まで一緒なので、社長との仲もぐっと縮まりましたしね(笑)。人とのコミュニケーションにもいいですね。

なかには初めてゴルフに行ってすっかり疲れ果ててしまい「もう二度とやるもんか」となってしまう人もいると聞きますが、私はそんなことはちっとも思いませんでした。一緒に行ったメンバーが良かったのかもしれません。ビギナーには、そこ重要ですよね。

もっとどんどんコースに出たいのですが、外出できなかったりお仕事が忙しかったりでなかなか実現しないのがとても残念です。でも、私はゴルフをずっと続ける予感がしているんです。ええ、あの楽しさを知ってしまった人間なので、もう離れられません(笑)。
(つづく)


森咲智美

1992年生まれ、名古屋市出身。キネマ旬報主催の「グラビア・オブ・ザ・イヤー」で3年連続グランプリを獲得し、殿堂入り。インスタのフォロワー数400万以上のインフルエンサーで、モットーは「水着の面積はできるだけ小さく」

週刊ゴルフダイジェスト2021年10月26日号より