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【ゴルフせんとや生まれけむ】鈴木紗理奈<中編>「いい歳をした大人が子どもみたいにはしゃいでいる場所がここにあった!」

ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、前回に引き続きタレントの鈴木紗理奈さん。

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  • ゴルフをこよなく愛する著名人に、ゴルフとの出合いや現在のゴルフライフについて語ってもらうリレー連載「ゴルフせんとや生まれけむ」。今回の語り手は、タレントの鈴木紗理奈さん。 2年前のこと。それまで友達のコンペに呼ばれた時になんとかクラブを握るぐらいだった私が突然ゴルフにハマりました。きっかけは母です。 一級建築士で会社も経営していた母は若い頃からバリバリ仕事をしていて、リタイア後は大……

前回お話ししたように、私がゴルフを熱心にするようになったのは親孝行が目的でした。昔ゴルフをしていた母にもう一度プレーしてほしくて、自分も始めることにしたんです。そんな感じのスタートだったので最初は面白くもなんともなかったんですよ。でも、すぐにハマりました(笑)。 

芸能界で仕事をしていると、体はあんまり動かさないで、頭と神経ばかりを使うことが多いんです。仕事もオファーを受けて成立するケースがほとんどで、オファーが来るかどうか気に病む人が多い。メンタルを平常にキープするのは大事なんですが、難しくもあるんです。それが、ゴルフをしている時はゴルフのことしか考えずに必死になっている。一打に集中というやつですね。

で、どっと疲れて、夜はグッスリ。私はもともと不眠症気味だったのに、ゴルフの日はコテッと寝入ってしまう。「これは健康にもメンタルにもすごくいいスポーツかも!」となりました。まだまだ下手ですが、ハマり具合でいったらかなり上級(笑)。去年のある時期は早朝にプレーして11時くらいに都内に戻ってきて、午後から仕事をするとかの“週4ゴルフ生活”をやっていて、最高では8日続けてプレーしたこともありました。


さすがにその時は体がしんどくて「命削ってゴルフしてどうする」と思ったほどでした(笑)。今年の猛暑ではそこまでの無理はできないのでセーブしてきましたが、今夏も週1は必ず行っていました。それぐらい好きなんですよ、ゴルフが。初めて超早朝のアーリーバードに行った時は「こんな朝早くからやる人なんておるんかいな」と思っていたら、まだ夜が明けていないのにすでに駐車場は満杯でびっくり。「こんな早くから起きてみんな来てんやなあ」「みんな好きなんやなあ」って、ニヤッとしてしまいました。

私が子どもの頃から抱いてきた“大人のイメージ”って、スーツ着ていつも難しい顔をして、仕事しかしていない……みたいな感じ。大人は難しい仕事をするもので、遊ぶことなんてないんだろうなと思っていたんです。でも、ゴルフを始めてみたら、ディズニーランドやないけど、いい歳をした大人が子どもみたいにはしゃいでいる場所がちゃんとあった(笑)。「なんや、おじたち、こんなところに楽しい場所を隠していたんかいな」と、これまた納得でしたね。

あと、ゴルフはファッションも楽しいです。それまでミニスカートをはくことなんて全然なかったのに、ゴルフ場に行ってみると結構年配のマダムもミニスカートでプレーしてるやないですか。誰もが思い思いに好きな格好ができるのもゴルフの楽しみの1つで、それも素敵やなあと思うんです。結果、ゴルフを始めてから普段でもミニスカートをはくようになったんです。今では、紗理奈イコール“大胆に足を出している人”ぐらいのイメージがついているかも(笑)。ゴルフをしていなかったら、こういうファッションの楽しみ方も知らずにいたかもしれないし、それぐらいゴルフは私の人生を変えてくれました。

>>後編につづく

鈴木 紗理奈

1977年、大阪府生まれ。92年「第6回全日本国民的美少女コンテスト」で演技部門賞を受賞したことをきっかけに芸能界デビュー。バラエティを中心にタレント、女優、歌手としてマルチに活躍。ベストスコアは92


週刊ゴルフダイジェスト2025年10月21日号より