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【只今コージ中!】Vol.119 ほどよくカジュアル! 日本に最適なジープ「コンパス」

ゴルフ好きの自動車ジャーナリスト・小沢コージがゴルフに最適なクルマを求めて奔走する連載「小沢コージの只今コージ中!」。第119回はジープ「コンパス」の実力をチェック!

PHOTO/Takaaki Miura THANKS/加茂ゴルフ倶楽部

ジープ コンパス ゴルフ
小沢コージ
各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」(毎週土曜17時50分~)に出演中。YouTubeで「KozziTV」を配信。ゴルフ歴は約20年のエンジョイ派でハーフラウンド好き

一度は乗ってみたいワイルド4駆ブランド、ジープ。みんな知ってるタフなアメリカンSUVメーカーで、最近は定番グランドチェロキーや新世代3列シートSUVの新作コマンダーが上陸。加えて看板メニューとも言えるワイルド本格派ラングラーを中心に日本でも人気を博しています。ただしどれも微妙に大きく、無骨すぎる事実も。もうちょいコンパクトで運転が苦手な奥さまでも乗りやすい“カジュアルジープ”はないものか。

そこでオススメなのが定番モデルのジープ・コンパス。初上陸は2017年と古めですが、どんどんアップデートされ、デジタル性能は最新レベル。いろんな意味で不満のないジープになっています。

最大のキモは日本ジャストサイズとも言える扱いやすいボディ。


全長4.42m×全幅1.81mはどんどん大きくなる輸入SUVの中ではコンパクトともいえ、実際見てみるとVWゴルフに毛が生えた程度。事実国産SUVと比べるとあのカローラクロスより小さいのです。

それでいてワイルドさはジープ譲りで伝統の7本スロットグリル健在。正直言うとワイルドな最新コマンダーとは違い、威圧感の薄い「カピバラ顔」ですが、この可愛さが逆に気に入れば十分あり。

今回借り出した最上級グレードのリミテッドのインテリアはステッチ入りの本革シートを標準装備するだけでなく、コックピットはまさにイマドキ。センターに大型10.1インチのタッチモニターを備え、スマホ連動なのはもちろん最新ジープコネクティビティのUコネクト対応。メーターも10.25インチの大型デジタルパネルで見やすいです。インテリアの「JEEP」表記も最新ロゴです。

走りに関しては確かにカジュアルで2.4リッター直4搭載のFFモデル、ロンジチュードも選べますが、4駆モデルのリミテッドも選べ、こちらは最新9速ATとの組み合わせ。パワー的には175psとほどほどで本気で荒野を走る4駆野郎には物足りないかもですが、逆にステアリングは軽く、サイズも小さく、普段街中を中心に走るにはもってこい。もちろんゴルフ場へのロングドライブも得意。荷室容量は524Lと大きい割に横幅が狭いのでキャディバッグを積む際は、片側リアシートを倒す必要があります。

万能で何よりカジュアルさ重視のアナタには最適のジープじゃないでしょうか。

(左)ラゲッジ容量は524Lと大きいが横幅が狭いのでキャディバッグを積載する際はリアシートを倒そう/(右上)最上級グレードのリミテッドはステッチ入りの本革シートを標準装備。さらに最新ジープコネクティビティのUコネクト対応/(右下)丸みを帯びたフォルムでジープなのに可愛い


ジープ

コンパス Limited

全長×全幅×全高/4420×1810×1640mm
メーカー希望小売価格/524万円~

週刊ゴルフダイジェスト2023年11月28日号より