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【小沢コージの只今コージ中!】Vol.60 まるで最新アイアン! 日産「ノート e-POWER X」

PHOTO/Hirohiko Mochizuki MODEL/Rinako Kurokawa(GOLULU)
THANKS/ムーンレイクGC市原C(PGM)

ゴルフ好きの自動車ジャーナリスト・小沢コージがゴルフに最適なクルマを求めて奔走する連載「小沢コージの只今コージ中!」。第60回は日産「ノート e-POWER X」の実力をチェック!

小沢コージ
各種メディア連載をはじめ、TBSラジオ「週刊自動車批評 小沢コージのCARグルメ」(毎週土曜17時50分~)に出演中。YouTubeで「KozziTV」を配信。ゴルフ歴は約20年のエンジョイ派でハーフラウンド好き

最近市民権を得つつある新しい自動車のパワーユニットに日産のe-POWERがあります。現在コンパクトハッチバックのノートやコンパクトSUVのキックス等に搭載されてますが、いわばちょっと新感覚のハイブリッドシステム。

今までのハイブリッドはトヨタのTHSに代表されるように、コンパクトカー用の小排気量エンジンとハイパワーモーターを渾然一体となって使い、エンジンのパワー感とモーターの鋭いトルク感を同時に体感できるものでした。

しかしe-POWERは違います。1.2Lの小排気量エンジンを発電専用と割り切り、加速は高効率モーターで100%行います。従って走行感覚はカンペキに電気自動車。それが受けて先代の日産ノートe-POWERは、日産車としては30年ぶりの国内月販No.1まで記録したのです。その勢いに乗り昨年末に登場したのがこの新型ノートe-POWER。

ボディ骨格から新しくしており、エクステリアからインテリア、走行感覚まで違います。ボディサイズはいまどき珍しく先代より全長が55㎜、ホイールベースが20㎜短くなり、取り回し性向上。それでいて車内はリアシートのひざ前スペースが厳密にはコブシ半分程度減ってますが、大人3人が普通に座れます。

気になるラゲッジスペースですが旧型より広くなり、クラストップレベルの容量340L。残念ながら横幅がなく、キャディバッグはリアシート片側を倒す必要があります。でも倒せば3本は確実で、実用性は十分です。

肝心の電動感溢れる走りも大幅進化。発電用エンジンの性能が上がっただけでなく、加速用モーターは先代比でトルクが10%、パワーが6%向上。116psの最高出力と280Nmの最大トルクを発揮し、明らかに全域で速くなっています。

しかし走らせてみると意外にも初代e-POWERが持っていた極端な電動感は減りました。アクセルを踏み込んだときのレスポンスは相変わらずなのですが、それ以上に全体の上質感であり、コントロール性が向上しているのです。

いわば打感が良く、コントロール性も上がった新世代アイアンのよう。

燃費性能もWLTCモードで最良29.5㎞/Lと向上。これで長距離のゴルフデートもバッチリ。スコアと同時に2人の距離も縮めていただきたいものです。

(左)荷室はクラストップレベルの容量340L。しかし横幅が狭く、横に積もうとするとドライバーを抜いてなんとかというところ。リアシート片側を倒そう! (右上)センターパネルは大きくて見やすく、操作系統もシンプルで扱いやすい。(右下)「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」をキーワードにつくった新世代デザイン


日産 ノートe-POWER X

全長×全幅×全高/4045×1695×1520mm
メーカー希望小売価格/218万6800円~

週刊ゴルフダイジェスト2021年6月22日号より