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【ゴルルとルール】打てるけど“打ちたくない”からアンプレヤブル宣言! そんなのアリ!?

ルールはバッチリ覚えているつもりでも、いざコースへ出ると、「あれ? こんなときどうすればいいんだっけ……」という場面に遭遇することもしばしば。今回も、ゴルルと一緒に楽しくルールを学んでいこう!

監修/小山混
PHOTO/Yasufui Sakagami THANKS/武蔵野GC

ゴルル会員番号52

須貝香菜美

ゴルル会員番号40

満石奈々葉

気持ちの良い打ち下ろしのティーショット。ここは思いっきり飛ばしたいところだが……。

「きゃっ」

須貝のティーショットはまさかのチョロ。

「やだ~、全然飛んでない……」

須貝のボールはティーイングエリアから10Yほどの斜面に止まっていた。

「どうしよう、すごい左足下がり……そうだ!」

「アンプレにして打ち直せばいいんだ♪」(須貝)

「え? それはダメでしょ」(満石)

「アンプレヤブルはどうしても打てないときの救済措置。ここは打とうと思えば打てるライだからアンプレはダメなんじゃない?」と指摘する満石に対し、須貝は「1打のペナルティを払うわけだから、どんなライでも救済して問題ないはず」と主張。果たして正しいのは?

単に「打ちにくい」という理由でアンプレヤブルにできる?

A. アンプレヤブルにできる
B. アンプレヤブルにできない

正解は……


A「アンプレヤブルにできる」

プレーヤーは、自分の球をアンプレヤブルとして扱うことを決定できる唯一の人であり、アンプレヤブルの球の救済は、ペナルティーエリアを除き、コース上のどこででも認められる(規則19.1)。したがって、今回のように単に「打ちたくない」という理由で合っても、1罰打を付加してアンプレヤブルの処置を取ることは認められる。またアンプレヤブルの処置のうち、ストロークと距離の救済(1罰打のもと前打位置から打ち直し)を選択し、ティーイングエリアから再度プレーする場合、球をティーアップして打つこともできる(規則6.2)。

週刊ゴルフダイジェスト2022年6月28日号より

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