【ロッテ選手権】好調キープの渋野日向子、優勝争いを演じ単独2位フィニッシュ
<ロッテ選手権/ホアカレイCC(ハワイ州)/6603Y・パー72/4月13日〜16日>
PHOTO/Takahiro Masuda
ハワイを舞台に開催された米女子ツアー今季第8戦「ロッテ選手権」。2週前の今季女子メジャー初戦「シェブロン選手権」で4位タイに入った渋野日向子は好調を維持し優勝争いを演じるも、惜しくも2位に終わった。
米ツアーメンバーとして迎えた今季、渋野は初戦を47位で終えるも、2戦目の「ホンダLPGAタイランド」で4日間60台を並べ、8位タイ。しかし3戦目の「JTBCクラシック」では最終日に80を叩き72位タイと、今季は好不調の波が激しいゴルフが続いていた。前戦のメジャー、「シェブロン選手権」でも首位で迎えた3日目に77を叩き後退したが、最終日に66で巻き返したことが大きな自信に繋がったようだ。
そのいい流れで臨んだ今大会。初日から3日間アンダーパーを続け、トップと3打差の2位タイでスタートした最終日。2バーディノーボギーで追い上げ、トップと1打差で迎えた最終18番ホール。渋野のバーディパットはわずかにカップを外れ、渋野は悔しさをあらわに。しかし、その直後、ウイニングパットを決めたキム・ヒョージュに笑顔で拍手を送る姿からは、余裕さえ感じられた。確実に優勝に近づいていることが実感できる大会だった。
“しぶこスマイル”で米ツアーでも人気上昇中
最終日最終組のスタート前に笑顔を見せる渋野。すっかり米ツアーにも馴染んできた
直ドラで攻めた!
パー5の2打目で連日、ドライバーを使用した渋野。初日はミスしたが徐々に精度を上げた
<ロッテ選手権・最終成績>
優勝 | キム・ヒョージュ | -11 |
2位 | 渋野日向子 | -9 |
3位 | チェ・ヘジン | -7 |
4位 | アシュリー・ブハイ | -6 |
5位 | イ・ソミ | -5 |
週刊ゴルフダイジェスト2022年5月3日号より
こちらもチェック!
- 注目女子プロのスウィングを豪華解説陣が徹底分析。一般ゴルファーと変わらないヘッドスピードにもかかわらず、なぜ平均240~250Yも飛ばせるのか。飛距離アップのヒントが満載! 今回は、植竹希望、渋野日向子、古江彩佳、三ヶ島かな、大里桃子の5人をピックアップ! 植竹希望 渋野日向子 古江彩佳 三ヶ島かな 大里桃子……
- 飛距離アップのためには、トップでしっかりと体を回すことが必要。しかし、デスクワークで体が固まっていたり、年齢とともに柔軟性が落ちてくると、どうしてもトップが浅くなってしまう。無理に深いトップを取ろうとすると、腕だけで上げてしまい、手打ちの原因に。そこで今回は、肩まわりの柔軟性を高め、回りやすい体を手に入れるストレッチを、週刊ゴルフダイジェストの連載「らくトレ・ゆるスト」から厳選してご紹介! ……
- 世間を騒がせたスウィング改造から10カ月。「スタンレーレディス」で2年ぶりの優勝を果たした渋野は、翌週の「TOTO」で7位タイ、3週間後の「三菱電機レディス」で再び優勝。来季の米女子ツアー出場をかけたQシリーズでも目標の20位に滑り込み、賛否あったスウィング改造の成功を結果で示してみせた。では、具体的にどこが変わったのか。我々も参考にして良いのか。プロコーチの阿河徹に解説してもらった。 P……