Myゴルフダイジェスト

ゴルフ界の“髭男爵”ファン・ローエンは「シャンプー&コンディショナー」PGAツアーの「ヒゲ」事情

近頃PGAツアーの中継を見ていると、「ヒゲ」をたくわえたゴルファーが目立つ。22年初戦で優勝争いしたジョン・ラームとキャメロン・スミスも、タイプは違うがヒゲをたくわえている。そこで、ツアーのヒゲ事情に迫ってみた。

金髪のC・スミスが生やす口ヒゲは、実はガールフレンドに不評なのだとか。逆に妻からヒゲを生やしてほしいとねだられ、顔の下半分をヒゲで覆った全英覇者S・ローリーのような選手もいる。世界ランク1位のJ・ラームも妻からの評判は良いらしく、D・ジョンソンが昨年9月、さっぱりヒゲを剃ったときには「誰かわからないから早く生やして」「まるで別人。ヒゲがないとDJじゃない」とSNSで大ブーイングが巻き起こり、数週間後には元通りのヒゲフェースに戻っていた。

古くは“セイウチ”の愛称で親しまれたマスターズチャンピオンのC・スタドラーや全米オープン覇者のC・ペイビンの口ヒゲが有名だったが、最近は枚挙にいとまがないほどヒゲゴルファーが増えた。R・ファウラーやJ・トーマスもヒゲを生やすことがあるが、一歩間違えると無精ヒゲにも見えたりする。

しかし、ヒゲのお手入れに心血を注ぐプレーヤーも多い。なかでも昨年バミューダ選手権で初優勝を挙げたエリック・ファン・ローエンのこだわりは凄い。南北戦争の将校のように立派な口ヒゲの左右をつり上げて整えているが、本人は「ブラッシングはもちろん、ヒゲもシャンプーしてコンディショナーで整えている。手入れを怠ると酷い有様になってしまうからね。朝起きるとワックスも欠かせない」とカッコいいヒゲをキープするための涙ぐましい努力を口にした。ちなみに彼の趣味は独学でやっているというギター。AC/DCやガンズ&ローゼズが十八番だとか。

そういえばタイガーもたまにヒゲを生やすことも。今後もヒゲブームは続く……かも。

南アフリカ出身のエリック・ファン・ローエン。試合ごとに変わるヒゲのスタイルにも注目!(Photo by Gregory Shamus/Getty Images)

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月1日号より

こちらもチェック!