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【冬の間にスウィングリセット!】#1「ゆっくり&小さく」で体とクラブの動きを整えよう

「オフトレ」というと、プロアスリートだけのものと思われがちだが、アマチュアゴルファーにとっても、冬の時期に行う練習は、スウィングをリセットする上でとても重要だと北野正之プロは言う。そのキーワードが「ゆっくり&小さく」。正しい練習法を知って、この冬、ライバルに差をつけよう!

TEXT/Kenji Oba PHOTO/Atsushi Tomura THANKS/サザンヤードCC

解説/北野正之

女子プロやアマチュアの指導経験が豊富。伸び悩むゴルファーへ「気づき」の指導を得意とし、スウィング理論、メンタル、マネジメントに精通。茨城・サザンヤードCCでレッスンを行う

●CONTENTS●
#1 冬練の目的は「体とクラブの動きを整える」
#2 「ゆっくり&小さく」振るための4ポイント
#3 練習場で今すぐトライ! おすすめ5ドリル

体とクラブの動きをリセットする

プロ野球がいよいよ自主トレからキャンプインする。ゴルフ界でも多くの選手がトレーニングや合宿をスタートさせている。では、プロたちはこのオフ、どんなことに取り組んでいるのか?

「シーズンを通じてゴルフをしていると、必ず体とクラブの動きにズレが生じてきます。これはプロに限らずアマチュアでも同じです。冬のオフトレは、体とクラブの動きをリセットし、このズレを整えることが目的なのです」とは、アマチュアへの指導に定評がある北野正之プロだ。

ナイスショットは体とクラブの動きが整っている証。ところが、この2つがバラバラになるとミスショットが連発し、いわゆる「調子が悪い」という状態に陥る。北野プロによれば「プロ野球選手の自主トレやキャンプも基本的なメニューがメインで、体と道具の動きを整えることが目的でしょう」。では、体とクラブがズレるとは、どういうことなのか?

「ひと言でいえば、インパクトで体とクラブが揃っていないのです。手元が浮いてしまう、体が先に回り過ぎてしまう、アーリーリリース、左の腰引けなど、そういったズレが、あらゆるミスショットの要因になるのです」

体とクラブのズレはフルショットでは修正できない。なぜなら動きが速く、大きいからだ。つまりフルショットは、もっとも体とクラブの動きが“ズレやすい”状態なのだ。アマチュアはフルショットの練習しかしない。それこそが上達の妨げになっているという。

「アマチュアはそのズレに気づけません。ズレが悪いクセとなって体に染みついてしまうのです」

であればプロたちと同じように冬のオフを利用し、そのズレを整えるべきなのだ。北野プロによれば、そのキーワードが「ゆっくり&小さく」にあるという。

「まずはインパクト前後の動きを揃えることから始めましょう。芯に当たっているか、スクエアに当たっているか、ヘッドの入射角はどうか、などに注目するといいです。プロはみんなパットやアプローチ、片手打ちなどからトレーニングを始めます。まさに“ゆっくり&小さく”が基本なんです」

>>「ゆっくり&小さく」振るうえで
意識すべき4つのポイントとは?

週刊ゴルフダイジェスト2022年2月1日号より

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