【教えて! なっち先生】Vol.66 お助けクラブのユーティリティでなぜダフリ&右プッシュが出る?
大谷奈千代のイラストレッスン
ユーティリティで薄い当たりやダフリ、右に打ち出すミスが起こるゴルファーは「ドライバーと同じように振ってしまっているかもしれません」と言うのは、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代。ドライバーとユーティリティの違い、ミスらずに打つためのセットアップを、イラストを交えて詳しく解説してもらおう!

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Lesson 66
ユーティリティの構え方と打ち方
ユーティリティは、フェアウェイウッドよりも長さが短く、ロングアイアンよりもソールが大きいのでボールが上がりやすくなっていて、お助けクラブとして重宝されています。アマチュアゴルファーにとってとても大切なクラブで、セカンドショットでグリーンを狙うときによく使います。
ユーティリティを使いこなすことができれば、パーオン率がアップして、スコアアップにも直結します。今回は、そんなユーティリティの打ち方について、ゴルフイラストレッスンで解説していきましょう!
ユーティリティでダフリや右打ち出し、もしくは薄い当たりでお悩みの方は、アッパー軌道で打っていることに原因があります。ユーティリティはヘッドの形状がドライバーに似ているので、ついついドライバーと同じようにスウィングされる方が多いようです。
スウィング動作の基本は同じですが、地面にあるボールを打つユーティリティとティーアップされているドライバーでは、ボールの置かれている状況が違うので、ドライバーと同じように構えてスウィングしてしまうとボールの手前にヘッドが落ちやすく、ダフリの原因になってしまいます。
ユーティリティは
ボールを真ん中にセット
まず確認したいのは、ボールポジションです。ドライバーは、左足のかかと内側の延長線上にボールを置きます(下のイラストA)。これに対してユーティリティは、体の真ん中寄りにボールを置くのが正解です(下のイラストB)。

ドライバーもユーティリティも、スウィング自体は円運動を描きます。違いは、どこでインパクトするかなのです。ティーアップしたボールを打つドライバーでは、円を描くヘッド軌道の最下点よりも自分から見て左側がインパクトになります(下のイラストA)。これに対して地面にあるボールを打つユーティリティでは、ヘッド軌道の最下点でボールをヒットするのでスタンスの真ん中がボール位置になります(下のイラストB)。

ヘッドが最下点を過ぎて、上がりながら当たるアッパーブロー軌道のドライバーとは違い、ボールポジションを体の真ん中に置くだけで、ヘッドが下りてくる途中のダウンブローでボールをヒットすることができるようになります。
打ち方も大切ですが、ボールポジションを調整するだけで、ダフリの大きなミスを予防することができます。
両足を揃えた状態でボールの前に立ち、クラブを握ります。次に、足の幅を左右均等に広げて構えます。こうすることで、ボールを体の真ん中にセットして構えることができるようになります。
ボールポジションはとても大切です。お心当たりのある方は、この手順を参考にしてユーティリィの構え方をトレーニングしてみてください!


大谷奈千代
1984年、神戸市出身。JLPGAトーナメントプロ&ティーチングA級。関西を中心にレッスン活動を行う
週刊ゴルフダイジェスト2026年7月28日号より


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