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【教えて! なっち先生】Vol.65 ショートゲームで起こりやすいシャンクの原因と対策とは?

中途半端な距離で緩んだときに起こりやすいミスのひとつが、シャンクです。50ヤードの短い距離のショットで起こるシャンクを改善する方法を、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう!

ウェッジで短い距離を打つときシャンクが起きるのは、過剰なインサイドアウト軌道が原因

>>前回のお話はこちら


Lesson 65
ショートゲームで出やすいミスの対策法


多くのアマチュアゴルファーを苦しめるミスショットに「シャンク」があります。

シャンクは、中途半端な距離で緩んだときに起こりがちです。今回は50ヤードの短い距離でのシャンク改善についてゴルフイラストレッスンで解説していきましょう!

シャンクは、過剰なインサイドアウト軌道により手元が浮いて、フェースが開いたことでも起こります。インサイドアウト軌道の一つの要因となるのが、右手のグリップです。

ウェッジのようにクラブが短くなるにつれて、クラブのライ角はアップライトになっていきます。

ウェッジはアップライトにスウィングすると、オンプレーン軌道で振ることができます。クラブのライ角がフラットになればなるほど、右手のグリップを横から握るとフラットにスウィングしやすくなるので、よりアップライトなスウィングが求められるウェッジで、ドライバーと同じように右手のグリップを横から握っている方は注意が必要です(下のイラスト)。

ショートゲームで使うウェッジのような短い番手では、右手を上から握る形にしてアップライトに振るのが正解。ドライバーと同じように右手を横から握る形になってしまうと、フラットにクラブが上がり、過剰なインサイドアウト軌道になりやすい

右手を上から握ると
アップライトに振りやすい

アップライトにスウィングしたいウェッジで、右手のグリップを横から握ってしまうと、正しい角度に上がらずフラットに上がってしまいます。その結果、過剰なインサイドアウト軌道となり、シャンクはもちろん、ダフリや引っかけの原因にもなってしまうわけです。

こういったことから、ドライバーのグリップと比較してみて、アプローチでの右手のグリップは上から持つことが正解です。50ヤードのショットをドライバーと同じようにスウィングしている方は注意が必要です。

ドライバーは飛べば飛ぶほどいいので、しっかり体重移動を使って体全体でスウィングを行います。イメージとしては、インパクト前後をゾーンとしてとらえ、下半身リードで押し込むようにしてボールをつかまえていきます。

しかし、50ヤードのショートゲームで、ドライバーのように体重移動をしっかり使ってボールを飛ばすような動きをしてしまうと、始動で頭が右に大きく動いてしまいます。

こうなってしまうと、アップライトにスウィングしたいウェッジでは、インパクトに向かって過剰なインサイドアウト軌道となってしまうので、シャンクやダフリが起こりやすくなってしまうのです。

こういったことから、50ヤードは体重移動を小さくした飛ばないスウィングが正解です。

イメージとしては、インパクトの1点にヘッドを落としていく感覚です。ウェッジはヘッドが一番重いクラブなので、プレーンをなぞっていくヘッドに、体がつられて動くようにスウィングするイメージが正解です。

体全体を使ってスウィングしていた人は、イラストの振り幅を参考に、頭の位置を保ち、体重移動を小さくして1点でインパクトを迎えるようにスウィングしてみましょう!

ショートゲームで、ドライバーを打つときと同じように体重移動を行ってしまうと、過剰なインサイドアウト軌道になりやすい

頭の位置をキープして、プレーンをなぞるヘッドにつられて体も回るイメージでスウィングしよう

大谷奈千代

1984年、神戸市出身。JLPGAトーナメントプロ&ティーチングA級。関西を中心にレッスン活動を行う

週刊ゴルフダイジェスト2026年7月21日号より