【芯を食うボール位置】#1 飛ばない、曲がる…あらゆるミスの原因は「ボール位置」にあった
球が曲がる、思ったように飛ばない……調子が悪いとついスウィングをいじりたくなるが、原因は実は「ボール位置」にあった!? 2023年、レベルアップを目指すなら、まずは基本に立ち返り、「ボール位置」を見直してみませんか?
TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Takanori Miki、Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki、Blue Sky Photos THANKS/朝霧ジャンボリーGC、志度CC、丸山ゴルフセンター
●CONTENTS●
#1 ミスの原因は「ボール位置」
#2 「ニュートラルな構え」を身につけよう
#3 「最下点」を見つける簡単チェック法
#4 アドレスの体重配分は右6:左4
#5 日々のボール位置チェックが優勝につながった
#6 ボール位置のズレを矯正するドリル
#7 毎回同じ位置で構えらえるルーティン
毎朝必ず確認する
「ボール位置は毎朝チェックして正しい位置に戻す。そうでなければスウィング自体がおかしくなってしまう」と言うのは、2022年シーズン賞金王に輝いた比嘉一貴プロ。
「ボール位置なんて……と思う方も多いと思いますが、僕たちプロにとってはショットの生命線と言えるくらい大事なものです。それは、数センチでもボール位置がズレるだけで、インパクト時のフェースの向きやボールに対する軌道が変わってしまうから。飛距離はもちろん落ちますし、予期せぬ曲がりも出てしまいます。そしてその原因がボール位置だと気づいていないともっと最悪です。スウィングを変えようとしてしまい、どんどん悪い方向へ転がってしまう。だからこそ、まずは自分の正しいボール位置を知り、毎日そこに正しく立てているかのチェックをしているのです」
他の選手たちも異口同音
堀川未来夢
「プロでボール位置を気にしない人なんて1人もいない」
星野陸也
「1センチ単位のズレが飛距離ロスの大きな原因になる」
大岩龍一
「ニュートラルな位置がわからないと、調子を崩したときに戻れない」
岩﨑亜久竜
「試合中のズレに気づかず、スウィングがおかしくなることがある」
清水大成
「理想の位置からズレると、曲がり幅が大きくなる」
ボール位置のズレが生む悪影響
●飛距離ロスにつながる
ボール位置が変わると、インパクト時の軌道とフェース向きが変わるため、インパクト効率が悪くなって飛距離が落ちやすい
●曲がりが大きくなる
ボール位置が右になればフェースが開いて右に曲がりやすく、ボール位置が左になればフェースが閉じて左に曲がりやすい
●スウィングの形が崩れる
間違ったボール位置に対してスウィングすると、ボールに当てにいく打ち方になってしまうため、スウィング自体が崩れてしまう
>>では、どうすれば
適正なボール位置を見つけられる?
- あらゆるミスの原因となる「ボール位置」を適正にするためには、基準となるボール位置を設定するためのニュートラルな構えを身につけることが第一だという。 TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Takanori Miki、Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki、Blue Sky Photos THANKS/朝霧ジャンボリーGC、志度CC、丸山ゴルフセンター……
- ニュートラルな構えを作ることができたら、次は自分のスウィングの最下点を知ることが、ボール位置を決める上で重要になるという。では最下点を見つけるにはどうすれば? TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Takanori Miki、Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki、Blue Sky Photos THANKS/朝霧ジャンボリーGC、志度CC、丸山ゴ……
- 適正な位置にボールをセットできても、インパクトで体のポジションがズレてしまうと、ミスにつながる。体の余計なブレを防ぐには、アドレス時の体重配分がポイントなのだという。 TEXT/Daisei Sugawara PHOTO/Takanori Miki、Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki、Blue Sky Photos THANKS/朝霧ジャンボリーGC、志度CC……
月刊ゴルフダイジェスト2023年3月号より