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【キミこそ王子だ】Vol.165 野球と砲丸投げの動きをMIX! 高速スウィング中学生

雑巾王子こと武市悦宏プロが、全国の有望なジュニアゴルファーのもとを訪れ、大人ゴルファーにも役に立つゴルフのヒントを探る当連載。今回の王女候補は埼玉県出身、朝霞市立朝霞第二中学校3年の中澤瑠来ちゃんだ。得意なドライバーを武器に先日行われた全国大会では4位となった。そんな彼女のスウィングを武市が解説する。

今回の王女候補

中澤 瑠来

なかざわ・るな ●主な戦歴/2018全国中学校ゴルフ選手権春季大会4位タイ ●ベストスコア 68(真名CCゲーリー・プレーヤーC) ●トレーニング/ランニングと週2回以上の陸上部練習 ●練習/毎日200球


3歳から始めたゴルフと並行して、中学では陸上部に所属している中澤さん。

「種目はなに?」

「100メートルと砲丸投げです」

「砲丸!!!」

メインはあくまでゴルフということだが、体格もガッシリしているし、見るからに運動神経がよさそうだ。

ゴルフスウィングもシャープで力強い。得意のドライバーは平均240ヤード、ちなみに7番アイアンで150ヤード打つという。

意識しているところを聞くと、迷うことなく「軸を動かさないようにすることです」と返ってきた。

「瑠来ちゃんがイメージする軸は背骨? それとも首のつけ根?」

「頭の先からお尻まで1本の棒が刺さっている感じです。あと、後ろ(飛球線後方)から見たときも、上体が前後にブレないようにしています」


「前傾角度を保ちながら、軸を中心にクルっと回るわけだね。それにしても、振りが速い! 手を速く動かすイメージはある?」

「手というより、腕ごと振って、インパクトでヘッドを押し込むようにしたいと思っています」

そう答えながら、横にいるお父さんをチラッと気にする中澤さん。子どものころから一緒に練習をし、事あるごとに「ゴルフは遠くへ飛ばしたほうが絶対に有利だから、とにかく振れ!」とアドバイスを受けていたそうだ。

「お父さん、いいこというね。ゴルフ上手なの?」

「そんなことないです(笑)。野球はやってたみたいですけど」

男の子だったら野球をやらせたかったが、女の子だったので夢はかなわず。それでもなにか一緒に、ということでゴルフを教えたそうだが「どうしても理論が野球っぽくなっちゃうんです。スウィングも“タテ振り”にしたくて……」

と苦笑いするお父さん。

「なるほどね。彼女が飛ぶ理由がわかってきたかも」と武市。

「瑠来ちゃんはとにかく、スウィングがシャープで速いのが特徴。トップ位置が高く、そこからクラブの重さを使って、上手に上から下へと振り下ろしているよね。お父さんがいう野球にたとえると、イチロー選手がやってる素振りのイメージかな。これのいいところは、ヘッドが下がらないから振り遅れないのと、スウィングプレーンに乗りやすいのでミート率が高いこと。一方、腕全体を振ってヘッドを押し込む感じでインパクトする。この辺は、砲丸投げっぽいかも。砲丸は手首のスナップを使わないからね。そして上体と腕を引き合うカタチでクラブを振るので遠心力が使える。野球と砲丸の“いいとこ取り”が、彼女の飛ばしの理由かな。オモシロイ!」と説明した。

将来はもちろんプロゴルファー志望!「守りではなく、攻めるプロになりたいです」と目標を語ってくれた。

本人は「怒られてばっかりです」というが、お互いが尊重し合える二人三脚で高みを目指してほしい、と願う武市であった。

週刊ゴルフダイジェスト2018年5月22日号より

妹は砲丸ではなく円盤投げ!

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